今年6度目のタイトル獲得を目指すルイス・ハミルトンは、ホンダの2019年型F1パワーユニット「RA619H」の性能が、トップを走るメルセデスとフェラーリに対して10馬力以内に迫っていると考えている。

「今年のレッドブルが昨年よりはるかに優れたパワーユニットを持っている事は疑いない」とハミルトン。第2戦バーレーンGPのパドックでライバルに対する警戒感を示した。「ホンダのエンジン性能はかなり迫ってきてる。トップから10馬力以内にいると思う」

「GPSから算出したデータで分かるのは、レッドブル・ホンダが一部のストレートで僕らと変わらないレベルの速さを示しているって事だ。彼は素晴らしい形でシーズンをスタートした。信頼性の問題なくトップ戦いに加わってくれると嬉しい」

サクヒールのトラックは4本の長い直線区間を持つため、トップスピードの高さが求められる。1周のラップタイムが早くとも最高速で大きく劣れば、日曜のレースでズルズルとポジションを落とし兼ねない。ハミルトンはバーレーン・インターナショナル・サーキットでの頂上争いが前戦以上に接近すると考えている

「今週末は更なる接戦が待っているはずだ」とハミルトン。「テストで僕らが本当の実力を隠していたと考えてる人もいると思うけど、正直なところ、開幕戦はもっと厳しい戦いを予想してた。僕らが得たデータから得られた答えでは、僕らは遅れを取っていたからね」

「先頭を走れるなんて思ってもいなかったから、前回のレースで速さを示せた事は嬉しい驚きだったけど、ここバーレーンでは一変する可能性があると思ってる」

「前戦でのフェラーリは、クルマかタイヤが上手く機能しなかったように思えるし、ここでは速さを取り戻す可能性もある。だから、どういう展開になるか本当に楽しみにしてるんだ」

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