F1イギリスGP乱入事件、「Just Stop Oil」活動家に有罪評決
Published: Updated:
2022年のF1イギリスGPのレース中にコースに乱入した環境運動団体「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」の男性4名と女性2名、計6名に有罪評決が下った。
ノーザンプトン刑事法院での3日間に渡る審理を経て陪審員は有罪との評決を下した。3月31日(金)に量刑が言い渡される。
昨年の7月3日(日)に行われたF1イギリスGPの決勝レース1周目、化石燃料の使用停止を英国政府に求める環境保護団体のメンバーが許可なくシルバーストン・サーキットに侵入。コースに座り込んだ。
幸か不幸か、スタート直後に周冠宇(アルファロメオ)ら計5名が絡む大クラッシュが発生した事で赤旗が振られたためマシンの周回速度は大幅に遅く、大事に至る事はなかった。
ただそれでも、座り込んだデモ隊と角田裕毅を含むF1ドライバーがドライブする車両がニアミスする事態となった。
被告6名は無罪を主張したが、検察は「深刻な結果を招く可能性があった」と主張。アラスデア・ギブソン(22歳)、ルイス・マッケニー(22歳)、ベサニー・モギー(40歳)、デヴィッド・ボールドウィン(47歳)、エミリー・ブロックルバンク(24歳)、そしてジョシュア・スミス(29歳)に有罪評決が下った。