リードする88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史、元嶋佑弥)、2024年5月4日スーパーGT第2戦富士決勝レース
Courtesy Of GTA

FIA、スーパーGT「GT300クラス」をF1スーパーライセンスのポイント付与対象に追加

  • Published:

日本国内最高峰のモータースポーツの一つ、スーパーGT(SUPER GT)のGT300クラスが国際自動車連盟(FIA)のF1スーパーライセンス・ポイント付与対象カテゴリーに追加された。

2024年シーズンはインターナショナルGT3シリーズと同じく、チャンピオンに6ポイント、ランキング2位に4ポイント、同3位に2ポイントが与えられる。

FIAフォーミュラ1ドライバー・スーパーライセンスは、FIA-F1世界選手権に参戦するにあたって取得が義務付けられている免許証だ。

取得には、原則として満18歳以上であることや、FIA発行の国際A級ライセンスを所持していることなどと並び、特定のレースシリーズで一定以上の成績を上げている事が求められ、その判定のためにライセンスポイントが用いられている。

スーパーライセンスを取得するためには、FIAが指定する各チャンピオンシップに参戦し、選手権の順位に応じて与えられるライセンスポイントを過去3シーズンで累計40ポイント以上、稼がなければならない。

スーパーGTは従来、最高峰のGT500クラスのみがポイント付与の対象となっていたが、今回新たに、メーカー販売のレース車「FIA GT3」、市販車を大幅に改造した「GT300」、そしてGTアソシエイションが販売している「マザーシャシー」の3つの規定の車両が参戦するGT300クラスが対象に加えられた。

スーパーライセンスポイント配分表
シリーズ 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
FIA-F2選手権 40 40 40 30 20 10 8 6 4 3
インディカー 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
FIA-F3選手権 30 25 20 15 12 9 7 5 3 2
フォーミュラE 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
WEC(ハイパーカー・クラス) 30 24 20 16 12 10 8 6 4 2
フォーミュラ・リージョナル欧州 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
スーパーフォーミュラ 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
スーパーGT(GT500) 20 16 12 10 7 5 3 2 1 0
IMSA(GTPクラス) 20 16 12 10 7 5 3 2 1 0
フォーミュラ・リージョナル中東 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
フォーミュラ・リージョナル米国 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
フォーミュラ・リージョナル日本 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
フォーミュラ・リージョナル・オセアニア 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
フォーミュラ・リージョナル・インド 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
ドイツ・ツーリングカー選手権 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
スーパーカーズ選手権 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
NASCAR(カップシリーズ) 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
インディNXT 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
ユーロフォーミュラ・オープン 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
スーパーフォーミュラ・ライツ 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
FIA公認F4国内選手権 12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
AsLMS / ELMS / IMSA (LMP2クラス) 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
WEC(LMGT3クラス) 12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
F1アカデミー 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
インディ・プロ2000選手権 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
GB3チャンピオンシップ 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
NASCAR(ナショナルシリーズ) 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
インターナショナルGT3シリーズ 6 4 2 0 0 0 0 0 0 0
スーパーGT(GT300) 6 4 2 0 0 0 0 0 0 0
カート世界選手権(シニア) 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0
カート・コンチネンタル選手権(シニア) 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0
カート世界選手権(ジュニア) 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0
カート・コンチネンタル選手権(ジュニア) 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0