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ピエール・ガスリー、ホンダとの新シーズンに備えるための”科学的トレーニング”の一部を公開

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新車「STR13」の発表を直前に控えた2月15日、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、現在取り組んでいる科学的トレーニングの一部を写真で披露した。

今季よりホンダのワークスエンジン供給を受けるトロ・ロッソでF1フル参戦を果たすガスリーは、「VO2マックス・テスト」と呼ばれる持久力競技に欠かせない科学的なトレーニングの様子をSNSで公開。

このテストは、各種センサーを用いて1分間にどの位の酸素量を取り込めるのかを計測。アスリートの身体能力を計る際に用いられている。

時に6Gという一般人なら嘔吐を催すような過酷なGフォースに晒される中、密閉性の高いレーシングスーツを身に着け、2時間近くにも渡って時速300kmを超える神経をすり減らす様なレースを行うF1ドライバー達は、日々厳しいトレーニングを積んでいる。

F1界のレジェンドであるジェームス・ハント、4冠セバスチャン・ベッテルとの激しいバトルを演じたマーク・ウェバー、「神風」と称される程の規格外の走りを見せた片山右京らトップドライバーでさえ、想像を絶する身体への負荷によってレース中に嘔吐してしまう程、F1は激しいスポーツなのだ。

F1ドライバー 衝撃の”首”トレーニング

ワイド・アンド・ロー化と幅広タイヤの採用によってコーナリングスピードが劇的に向上したF1。例年以上に柔らかいタイヤが投入される事もあり、今年はより一層高いGフォースがドライバーに襲いかかる。

2016年にGP2チャンピオンを獲得したフランスの若者は、昨年日本のスーパーフォーミュラに参戦。年間2位と惜しくもチャンピオン獲得を逃した。SF参戦と並行して、ダニール・クビアトに代わりマレーシアGPでF1デビューを果たし、2018年のシートを獲得。トロロッソ・ホンダ初年度の今年、STR13のステアリングを握り表彰台獲得を目指す。