F1を去るジョビナッツィ、諦めるな!と励ますガスリーらグリッドのライバル達
2021年限りでのアルファロメオ離脱、すなわちF1を去る事が決まったアントニオ・ジョビナッツィに対して、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)らグリッドのライバル達が諦めるなとエールを贈った。
スイス・ヒンウィルのチームは第20戦カタールGPを前に、27歳のイタリア人ドライバーとの契約を更新せず、中国出身の周冠宇を起用すると発表した。ジョビナッツィは来年、ドラゴン・ペンスキーと契約しフォーミュラE選手権に転向する。
チーム発表から程なくしてジョビナッツィはソーシャルメディアを通して、周冠宇にシートが奪われたのは金のせいだと言わんばかりに不満を示しつつも、いつかF1に戻ってきたいとの意思を表明した。
「F1は感情、才能、クルマ、リスク、スピードだ。だが金がモノを言うと無情になる」
「僕は努力によって達成される大小の勝利、そして予想外の結果がもたらす驚きというものを信じている。これが僕のF1での最初の写真だとしたら、最後の写真はまだ撮られていない」
再びF1へカムバックするとの意欲を見せたジョビナッツィに対し、グリッド上でセバスチャン・ベッテルと並び自身と仲が良いと認めるチームのキミ・ライコネンは「イイネ」をつけ、何名かの現役F1ドライバー達がエールを贈った。
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは英語とイタリア語を交えて「キミは最高のドライバーだ。絶頂期はまだこれからさ」と励ました。
また、マクラーレンやレーシングポイント(現アストンマーチン)から契約解除を通告された経験を持つレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは「ネバー・ギブアップ!!! 僕も何度か経験したしね」と勇気づけた。
ルノーを追われてF1浪人生活を強いられた事があるアルピーヌのエステバン・オコンは「頑張り続ければ必ずその時は来るよ」と鼓舞した。
また「残念ながら、誰かに感謝の気持ちを伝える時に適切な言葉が見つからない事がよくあるけど、ありがとうと言えることほど素敵なことはないと思う。僕を支え続けてくれたアルファロメオのチームメンバーに感謝したい」との別のメッセージには、メルセデスのルイス・ハミルトンが「今後の健闘を祈る」とリプライを寄せた。