2022年F1第12戦フランスGP金曜2回目のフリー走行が7月22日にポール・リカール・サーキットで行われ、2連勝で上昇気流に乗るスクーデリア・フェラーリがタイムシートのトップを独占した。

F1-75は低速コーナーのパフォーマンスでライバルを圧倒。カルロス・サインツ（フェラーリ）が1分32秒527を刻み、チームメイトのシャルル・ルクレールにコンマ1秒差をつけた。ただしエンジン交換ペナルティを受ける事から、サインツがポール争いに絡む事はない。

チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペン（レッドブル）は第2セクターで全体ベストを刻んだものの、第1セクターで酷いアンダーステアを訴え3番手。サインツに対し0.55秒と大きく遅れた。

もう1台のRB18をドライブするセルジオ・ペレスはFP1に続き目立った速さはなく、フェルスタッペンから約1秒遅れの10番手に留まった。クリスチャン・ホーナー代表によると、チームはペレスに「少し変わったこと」に取り組ませていたようだ。

タイムシート上ではフェラーリが後続に大差をつけた形だが、ホーナーに焦りの色は見えない。

「ミディアムでもソフトでも、ロングランにおいて我々には競争力があるように思う。僅か5周のロングランではあったが、それでもセッションから得られる情報は膨大だ」

「セクター3に関しては今夜、少しばかり修正が必要な部分があるが、セクター1はコンペティティブだし、セクター2ではかなりのアドバンテージがあった。検討すべき点はたくさんある」

メルセデスはジョージ・ラッセルが4番手（+0.764秒）、FP1でニック・デ・フリースに出番を譲ったルイス・ハミルトンは、チームメイトからコンマ2秒落ちの5番手タイム（+0.990秒）を記録した。

FP1に引き続き現地ル・カステレ村は晴れ、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温30℃、路面55℃のドライコンディションでスタートした。

FP1で1台のみにアップグレードを搭載したマクラーレンとアルファタウリは共に、データ収集と比較検証を経てもう1台にも最新パーツを搭載した。

アップグレード版に切り替えたランド・ノリスはハミルトンと遜色ない6番手（+1.080秒）を刻み、7番手ピエール・ガスリーに対しコンマ3秒近い差をつけた。ダニエル・リカルドは9番手につけた。

新スペックのAT03を初めて走らせた角田裕毅は、僚友からコンマ6秒落ちながらも、18番手に留まったオープニング・セッションからペースを上げて14番手でクルマを降りた。

F1第12戦フランスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月23日(土)20時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第12戦フランスGPフリー走行2（FP2）リザルト

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