FIA、コルトン・ハータに対するF1スーパーライセンス発行申請を却下
国際自動車連盟(FIA)は9月24日(土)、コルトン・ハータに対するF1スーパーライセンス発行申請を却下した事を明らかにした。アルファタウリでの2023年F1デビューの可能性は絶たれた。
F1によるとFIAは「適切なルートからの照会を経て、ドライバーのコルトン・ハータがFIAスーパーライセンスの付与に必要なポイント数を保有していないことが確認された」と発表した。
「適格性を含め、FIAはスーパーライセンスに関する規則と手続きを継続的に見直している。このテーマに関して考慮される主な要素は、キャリアを通しての安全、経験、パフォーマンスである」
フェルナンド・アロンソのアストンマーチン移籍に伴いアルピーヌは、その後任としてピエール・ガスリーに白羽の矢を立てた。レッドブルはガスリーの後任を務めるに相応しい人物の確保を条件に移籍を認めた。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコが目をつけたのは、ジュニアドライバーではなくインディカー史上最年少優勝記録を持つ22歳のアメリカ人ドライバーであった。
だが、ライセンス発行の見通しが立たない事からレッドブルはハータの起用を断念。ニック・デ・フリースに接触した。27歳のオランダ人ドライバーはオーストリア・グラーツ市街地でのヘルムート・マルコとの会談を認めた。
興味深いことにFIAによるハータのライセンス却下の報は、角田裕毅の2023年続投ならびに、ニコラス・ラティフィの今季末限りでの離脱に続くものだった。3件の動きに関連性はあるのだろうか。