Courtesy Of Ferrari S.p.A.
フェラーリにランサムウェア攻撃、個人情報流出
ランサムウェア攻撃によりフェラーリの顧客データが流出した。報道によるとフェラーリのベネデット・ヴィーニャCEOが3月21日(月)付けで顧客に宛てた手紙の中で明らかになった。
顧客データの身代金支払いを要求するハッカーから連絡を受け、フェラーリはこの攻撃を認識。第三者のサイバーセキュリティ会社と協力して調査を開始した。
データは既に流出しており、要求された金銭を支払っても意味はないとしてフェラーリは、身代金を支払わない意向を明らかにした。
流出したのは顧客の氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号で、支払い情報や注文した車両の詳細など、機密性の高い情報は含まれていないという。攻撃の時期や規模、具体的な方法などについては明らかにされていない。
セキュリティ侵害と言えば昨年10月、フェラーリがルーマニアのアンチウイルスソフト「ビットディフェンダー」とのF1パートナーシップを発表した直後、RandomEXXが同社からデータシート、内部文書など7GBのデータを盗んだと主張した一件があった。
フェラーリは当時、証拠はないとして侵害の事実を否定した。