スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、2020年F1オーストラリアGPにてcopyright Ferrari S.p.A.

セバスチャン・ベッテル、フェラーリとの契約更新せず「今後については時間を掛けて考えたい」

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スクーデリア・フェラーリは5月12日(火)、今季末で満了を迎えるセバスチャン・ベッテルとの契約を延長しない事を発表した。4度のF1ワールドチャンピオンは6シーズンを以てマラネッロを去る。

レッドブル・レーシングと共に2010年からの4年連続ダブルタイトルを果たしたベッテルは、更に勝ち星を増やすために2015年にフェラーリへと移籍するも、ハイブリッド時代を席巻するメルセデスとのギャップは大きく、跳馬での最高位はランキング2位に留まっている。

噂では6月末までを期日として契約金を大幅に下げる形でのオファーがあったとされるが、ベッテルはこの提案を受け入れなかったようだ。ベッテルは積年のサポートに対してティフォンやフェラーリへの感謝を口にすると共に、チームを去るという決断に至った理由の一端を次のように明かした。

「僕とスクーデリア・フェラーリの関係が2020年末に終了する事になった。このスポーツで最高の結果を得るためには、誰もが完璧に調和して仕事に取り組むことが不可欠だが、チームと僕との間には、来季以降も共に闘いたいという共通の望みがないことが分かった」

「この共同決定に金銭的問題が影響したという事実はない。僕は金銭面を決め手として何かを決断する人間ではないし、今後も決してそういうことはない」

「この数カ月間の出来事は、僕を含めた多くの人たちにとって、人生における本当の優先事項は何なのかということを考えさせるきっかけになったと思う。僕としても将来的に本当に大切なものは何なのかを考えるために、時間を掛けて考えたいと思っている」

「スクーデリア・フェラーリはF1の中でも特別な存在だ。それに相応しい成功を祈っている。最後に、これまで僕をサポートしてくれたフェラーリファミリー、そして世界中のティフォシに感謝したいと思う。今の僕の目標は、素晴らしい時間を一緒に共有してフェラーリとの長きに渡るスティントを終えることだ」

伝えられるところによると、ベッテルにはマクラーレンとルノーからのオファーが舞い込んでいるとされる。後任に関してはそのルノーとマクラーレンで契約を結んでいるダニエル・リカルドとカルロス・サインツ、そしてフェラーリがサポートしているアントニオ・ジョビナッツィらの名前が上がっている。