施設内を歩くフェルナンド・アロンソ、フランス・パリのヴィリー=シャティヨンにあるルノーF1のパワーユニット開発拠点にて
copyright RENAULT SPORT

フェルナンド・アロンソ、F1エミリア・ロマーニャGPの舞台イモラへ

  • Published: Updated:

来季アルピーヌF1よりF1世界選手権に復帰するフェルナンド・アロンソが、イモラ・サーキットで開催されるF1第13戦エミリア・ロマーニャGPでチームに帯同し、パドックに姿を見せる見通しとなった。

2度のF1ワールドチャンピオンはエミリア・ロマーニャGPの開幕を2日後に控えた10月29日(木)、ソーシャルメディアを通してパドックパスの画像をアップ。イモラでの週末に参加する事を仄めかした。金曜に行われる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陰性が確認されればパドックへの入場が認められる事になる。

フェルナンド・アロンソが公開したパドックパス

英国エンストンと仏ヴィリー=シャティヨンのファクトリー訪問を経て、10月13日(火)にスペインのカタロニア・サーキットでF1マシンの暴力的な速さとエキゾーストノートを久しぶりに堪能したアロンソは、来季に向けてフィジカルトレーニングをスタートさせており、最近は自身が所有するカート場でレース感覚を養っている。

39歳のスペイン人ドライバーはマクラーレン・ホンダ時代の2015年に、故郷スペインのオビエドに博物館やゴルフコース、そして本格的なカートコース含む複合スポーツ施設「Museo y Circuito Fernando Alonso」を設立した。最大全長1.8kmのコースには、鈴鹿のS字やバレンシアの最終コーナー等、有名サーキットを模した要素がふんだんに取り入れられている。

なお、イモラでの週末を前に、ジョージ・ラッセルのトレーナーがCOVID-19に似た症状を発症して自己隔離に入った事で、再びリザーブドライバーへの注目が高まっているが、仮にダニエル・リカルドあるいはエステバン・オコンが欠場を強いられた場合、ルノーがアロンソを走らせる可能性はあるのだろうか?

アロンソはF1を離れて既に2年が過ぎようとしているが、過去3シーズン中にスーパーライセンスを所持していれば、国際自動車連盟(FIA)は原則としてライセンスを発行する。つまり、要件的に言えばアロンソは出走可能だ。

F1エミリア・ロマーニャGP特集