表彰台に立つ松下信治とルカ・ギオットとニック・デ・ブリース、2019年FIA-F2選手権モンツァ・レース1
Courtesy Of FIA FORMULA 2

F2モンツァ:松下信治が今季2勝目、ランキング6位に浮上「レース2でも表彰台を目指す」

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FIA-F2選手権第10戦イタリア大会のレース1で、カーリンの松下信治が第6戦オーストリア大会以来となる今季2勝目を飾り、シリーズランキング6位に浮上した。

「持っているものを出せたレースです。これで予選でのミスは償えたかな、と思います」と松下信治。「モンツァは得意なコースですし、ペースが良いことも分かっていたので、自分にとっては普通のレースでした」

「スタートは良かったのですが、1コーナーでは少し危ないシーンもあり、若干接触もありました。ダメージがなくて幸いでしたが、接触が原因で、その後翼端板が飛んでしまいました」

「レース2はペースも速くなるだろうし、タイヤマネージメントを上手くやって、また表彰台に上がれるよう頑張りたいと思います」

前戦スパで亡くなったアントワーヌ・ユベールを追悼する意味で、ルノーのキャップを掲げる松下信治、2019年FIA-F2選手権モンツァ・レース1
© FIA FORMULA 2、前戦スパで亡くなったアントワーヌ・ユベールを追悼すべく、ルノーのキャップを掲げる松下信治

この日のモンツァは好天に恵まれ、レースは現地午後5時に気温23℃、路面温度33℃のドライコンディションでスタートした。上位車が燃料規定違反で予選ノータイムとなった事で、松下信治はグリッドが一つ繰り上がり、3列目5番手からスタートした。

好ダッシュを決めた松下信治は、混乱したターン1を上手くかいくぐり3番手に浮上。2周目のターン1ではブレーキング争いを制して2番手へとポジションを上げた。5周目に首位を捕えてトップに立つと、7周目にピットインしてタイヤ交換を実施。同じ戦略のマシンの中では、トップをキープしてレースに復帰した。

2019年FIA-F2選手権モンツァ・レース1
© FIA FORMULA 2

レース中盤に一時、コンマ5秒差まで詰め寄られたものの、落ち着いたレース運びで事実上の首位をキープ。全車がタイヤ交換を終えた22周目に再びトップに立つと、後続との差を広げて、危なげなくトップチェッカーを受けた。

モンツァのレース2は、9月8日(日)午前10時50分、日本時間午後5時50分にスタート。リバースグリッドにより、松下信治は4列目8番手から表彰台を目指す。

山本雅史F1マネージングディレクターと抱き合う松下信治
© FIA FORMULA 2、山本雅史ホンダF1マネージングディレクターと抱き合う松下信治

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