Courtesy Of Haas
F1シンガポールGP、2023年に向けてレイアウト大幅変更…低速4コーナー撤去で一挙高速化
F1シンガポールGPの舞台を担うマリーナベイ市街地コースのレイアウトが2023年に向けて、大幅に変更される事が分かった。4つの低速コーナが撤去され、10秒程度高速化される見通しだ。
コース上のアクションを増やすべく、リバティ・メディア体制のF1は常連サーキットのレイアウト変更を推し進めているが、初のナイトレースが開催された事で知られるマリーナベイはコース周辺の再開発工事の影響でレイアウトが調整される。
ターン16~19区間にあった4つの90度コーナーは撤去され、長さ398 mのストレートに置き換えられた。これによりコーナー数は23から19に減り、全長が135m短くなったため、レース周回数は61周から62周に増加した。
1周のラップタイムが100秒以上と長い上に、100%の確率でセーフティーカーが導入されるため、シンガポールGPは2時間制限ルールが適用されがちであり、またオーバーテイクが非常に困難な事で知られている。
F1オーストラリアGPのアルバート・パーク・サーキットやアブダビGPのヤス・マリーナ・サーキットはいずれもオーバーテイクの促進を目的にレイアウトに手が入れられた。2023年に向けてはスペインGPの舞台、カタロニア・サーキットがこれに加わる可能性がある。