F1オランダGP決勝:グリッドと天気とタイヤ戦略…マグヌッセン、PLスタート
ザントフォールト・サーキットを舞台として、FIA-F1世界選手権第14戦オランダGPの決勝レースが8月27日(日)の日本時間22時にスタートを迎える。スターティング・グリッドと予想される最速タイヤ戦略、気になる天気を見ていこう。
スターティング・グリッド
ルイス・ハミルトン(メルセデス)に対する走行妨害があったとして、予選14番手の角田裕毅(アルファタウリ)に3グリッド降格ペナルティが科された結果、4名のグリッドに変動が生じた。
ケビン・マグヌッセン(ハース)は決勝を前にパワーユニット一式とギアボックスを交換。ピットレーンからスタートする。
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1(-) |
2 | L.ノリス | マクラーレン | 2(-) |
3 | G.ラッセル | メルセデス | 3(-) |
4 | A.アルボン | ウィリアムズ | 4(-) |
5 | F.アロンソ | アストンマーチン | 5(-) |
6 | C.サインツ | フェラーリ | 6(-) |
7 | S.ペレス | レッドブル | 7(-) |
8 | O.ピアストリ | マクラーレン | 8(-) |
9 | C.ルクレール | フェラーリ | 9(-) |
10 | L.サージャント | ウィリアムズ | 10(-) |
11 | L.ストロール | アストンマーチン | 11(-) |
12 | P.ガスリー | アルピーヌ | 12(-) |
13 | L.ハミルトン | メルセデス | 13(-) |
14 | N.ヒュルケンベルグ | ハース | 15(+1) |
15 | 周冠宇 | アルファロメオ | 16(+1) |
16 | E.オコン | アルピーヌ | 17(+1) |
17 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 14(-3) |
18 | V.ボッタス | アルファロメオ | 19(+1) |
19 | L.ローソン | アルファタウリ | 20(+1) |
PL | K.マグヌッセン | ハース | 18(-2) |
想定されるタイヤ戦略
レース戦略についてピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラは、ピットストップ回数、使用コンパウンドの両面において、多様なオプションがあると予想している。
今シーズンに向けて新しく導入されたC1コンパウンド(ハードタイヤ)は、改良によってデグラデーションが抑えられた上にグリップも向上しており魅力的だが、気候的にはソフトやミディアムの方が作動しやすい。
イゾラは「ピットストップ回数はクルマの特性やダウンフォースレベルにより左右されるだろう」とした上で、トラックポジション重視でいく場合はハードとミディアムを使った1ストッパーを選ぶ可能性が高いと説明した。
その一方で、オーバーテイクに自信があるチームはミディアムとソフトを使用した2ストッパーを採用する可能性があると指摘した。
気になる天気は…
とは言え、これはあくまでも日曜のザントフォールトが晴れに恵まれた場合の話で、雨が降れば意味をなさなくなる。
決勝レースがスタートする現地15時の天気は晴れ時々雨。降水確率は60%と予想されている。1時間後には雷を伴った雨が降る可能性もある。
夜に向けては天候が回復していく傾向にあるため、予報よりも雲の動きが早ければドライレースが期待できるかもしれない。