ザントフォールト・サーキットを周回するシャルル・ルクレール(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、2023年8月25日(金)F1オランダGP
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1オランダGP決勝:グリッドと天気とタイヤ戦略…マグヌッセン、PLスタート

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ザントフォールト・サーキットを舞台として、FIA-F1世界選手権第14戦オランダGPの決勝レースが8月27日(日)の日本時間22時にスタートを迎える。スターティング・グリッドと予想される最速タイヤ戦略、気になる天気を見ていこう。

スターティング・グリッド

ルイス・ハミルトン(メルセデス)に対する走行妨害があったとして、予選14番手の角田裕毅(アルファタウリ)に3グリッド降格ペナルティが科された結果、4名のグリッドに変動が生じた。

ケビン・マグヌッセン(ハース)は決勝を前にパワーユニット一式とギアボックスを交換。ピットレーンからスタートする。

Pos No Driver Team Qualifying
1 1 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1(-)
2 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 2(-)
3 63 G.ラッセル メルセデス 3(-)
4 23 A.アルボン ウィリアムズ・メルセデス 4(-)
5 14 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス 5(-)
6 55 C.サインツ フェラーリ 6(-)
7 11 S.ペレス レッドブル・ホンダRBPT 7(-)
8 81 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス 8(-)
9 16 C.ルクレール フェラーリ 9(-)
10 2 L.サージャント ウィリアムズ・メルセデス 10(-)
11 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 11(-)
12 10 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー 12(-)
13 44 L.ハミルトン メルセデス 13(-)
14 27 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 15(+1)
15 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 16(+1)
16 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 17(+1)
17 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 14(-3)
18 77 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 19(+1)
19 40 L.ローソン アルファタウリ・ホンダRBPT 20(+1)
PL 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 18(-2)

想定されるタイヤ戦略

レース戦略についてピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラは、ピットストップ回数、使用コンパウンドの両面において、多様なオプションがあると予想している。

今シーズンに向けて新しく導入されたC1コンパウンド(ハードタイヤ)は、改良によってデグラデーションが抑えられた上にグリップも向上しており魅力的だが、気候的にはソフトやミディアムの方が作動しやすい。

イゾラは「ピットストップ回数はクルマの特性やダウンフォースレベルにより左右されるだろう」とした上で、トラックポジション重視でいく場合はハードとミディアムを使った1ストッパーを選ぶ可能性が高いと説明した。

その一方で、オーバーテイクに自信があるチームはミディアムとソフトを使用した2ストッパーを採用する可能性があると指摘した。

気になる天気は…

とは言え、これはあくまでも日曜のザントフォールトが晴れに恵まれた場合の話で、雨が降れば意味をなさなくなる。

決勝レースがスタートする現地15時の天気は晴れ時々雨。降水確率は60%と予想されている。1時間後には雷を伴った雨が降る可能性もある。

夜に向けては天候が回復していく傾向にあるため、予報よりも雲の動きが早ければドライレースが期待できるかもしれない。

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