チーム代表のフランツ・トストにフィードバックを返すアルファタウリの角田裕毅、2022年3月11日F1バーレーンテスト2日目
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角田裕毅、3.3秒落ちの10番手「パフォーマンスは重視していない」全車最多120周 / F1バーレーンテスト《2日目》

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アルファタウリの角田裕毅は3月11日(金)のF1バーレーンテスト2日目に、1日計8時間を通して全車最多となる120周を走り込み、トップから3.270秒落ちの10番手タイムを残した。

1日を振り返った角田裕毅は、この日はパフォーマンスを重視せずに、実際のレースを想定してロングランを中心に取り組んだと説明した。

「大量に走り込んてマイレージを稼ぐ事ができ、良い1日になったと思います。おかげで貴重なデータも手に入りました」と角田裕毅。

「今日はパフォーマンスランにはあまり力を入れず、レースコンディションにおけるマシンへの理解を深めるためにレースシミュレーションを通してロングランに注力しました」

「今日は風が強く、1日を通して風向きが変化する1日でした。そんな様々なコンディションの中でクルマを走らせるのは結構大変だったのですが、楽しんで取り組む事ができました」

「全体的にはポジティブな1日になったと思います。まだ取り組むべき課題が残っていますが、ベースラインも整ってきていますし、明日は更に多く走りたいと思っています」

「最終日もまだまだ仕事が山積みですが、自信を持って開幕戦に臨めるように、そして良い結果を掴めるように頑張りたいと思います」

タイヤスモークを上げるアルファタウリの角田裕毅、2022年3月11日F1バーレーンテスト2日目Courtesy Of Red Bull Content Pool

タイヤスモークを上げるアルファタウリの角田裕毅、2022年3月11日F1バーレーンテスト2日目

テクニカルディレクターのジョナサン・エドルズはこの日のプログラムについて「午前中はエアロ・マッピングに集中し、そのあとメカニカル・セッティングのテストに取り組んだ」と説明した。

「この日のセッション序盤は風が強く埃も多く路面温度も高かったため、ラップを通してバランスを取るのが難しかった」

「幾つかのテストを消化した事で興味深い方向性が見つかった。今夜、詳しく分析して明日の最終日のテスト計画に役立てるつもりだ」

「ランチブレイクを終えた後は、3種類全てのタイヤコンパウンドを使った連続レースシミュレーションに取り組んだ。これはユーキだけでなくチームの他のメンバーにとっても、来週末の開幕戦に向けた準備に役立つものだった」

「全体的にクルマは信頼性が高く、メカニックは効率的に仕事に取り組み、120周、649.44 kmを走りきり、全てのプログラムを消化する事ができた」

「明日は2022年の初戦までに残された最後の8時間のテストが行われる。午前はピエール、午後はユーキと、分担してテストに取り組むつもりだ」