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F1アゼルバイジャンGP、バクー市街地コースのDRSを調整
国際自動車連盟(FIA)は2023年4月28日(金)に開幕を迎える第4戦アゼルバイジャンGPの舞台、バクー市街地コースの第二DRSゾーン(メインストレート)を100m短縮した。ドラッグ低減システムによる追い抜きは困難な方向に振れる。
この区間は従来、最終ターン20の347m後方にアクティベーション地点が設けられていたが、今年はスタート/フィニッシュライン方向に向かって100m後方に移動された。
この結果、ドライバーがレース中にDRSを使用できる距離は短くなった。ターン2の先から始まる第一DRS区間および、2つの検出地点に関しては変更はない。
DRS検知地点 | DRS稼働地点 | |
---|---|---|
DRS1 | ターン2の手前のSC2ライン | ターン2の54m先 |
DRS2 | ターン20 | ターン20の447m先 |
昨年のレース中に記録されたオーバーテイクは20回だった。その内、リアウィングの可変フラップを使わない通常の追い抜きは3回で、17回がDRSを使用したものだった。
FIAは今年初め、オーバーテイクを容易にするため、あるいはその逆に追い抜きのハードルを上げるべく、5つのコースについてDRSゾーンに変更を加える方針を示した。
バーレーン、サウジアラビア、オーストラリア、アゼルバイジャンでの開幕4戦に加えて、第5戦マイアミGPでもDRSに調整が加えられる事になる。
F1アゼルバイジャンGPは日本時間4月30日に決勝を迎える。スプリント・シュートアウトや予選、決勝を含めた全セッションはDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。