F1のステファノ・ドメニカリCEOからピレリ・ポールポジション・アワードを受け取るレッドブルのマックス・フェルスタッペン、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP予選
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、ミスが大きな代償に繋がるイモラでポール「そこが良い」

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レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4月22日(金)に行われたF1第4戦エミリア・ロマーニャGP初日で今季初のポールポジションを獲得。土曜のF1スプリントを最前列トップからスタートする。

Q3終盤にバルテリ・ボッタス(アルファタウリ)が最終セクターのコース脇にクルマを停めた事で、フェルスタッペンはセクター1で全体ベストを刻みながらも、アクセルを戻した上でギアを一段下げる事となったが、それでもラップを終えると暫定ポールに立った。

結局レースコントロールは旗の色を黄色から赤色へと変更。4回目のセッション中断を経て再開されると、フェルスタッペンは先頭でコースイン。すると今度はランド・ノリス(マクラーレン)がグラベルの餌食となり再び赤旗が振られ、フェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抑えてポールを手にした。

コース幅が狭く、周り一面をグラベルが覆う古き良きイモラは唯でさえミスが許されない過酷なコースだが、雨により路面が滑りやすい状況の中で行われたこの日の予選では結局、5回に渡ってレッドフラッグが振られる荒れた展開となった。

ミスが大きな代償に繋がるイモラ「そこが良い」

マックス・フェルスタッペン予選: 1位 / FP1: 3位

開幕数戦は計画通りにいかなかったから、ここで良い週末が過ごせるよう頑張って取り組んでいきたいと思ってる。

今日は雨の影響でコースがあまりに滑りやすく、タイヤに熱を入れるのが難しかった。本当に慌ただしく長い予選だったけど、最終的にこの場所に立てて満足だよ。

最初はスリックタイヤを履いてコースに出たけど、その後にまた雨が降ってきたから、今日はどのようにラップを重ねるかが鍵になった。最終的には正しい決断を下させたわけで、当然、その事に関しては満足してる。

バルテリ(ボッタス)のストップによって黄旗が振られたのを見てすぐにアクセルを戻したから、あれに関しては何も問題にはならないだろうけど、その分、ラップタイムを失ってしまった。それでも運良く、ポールを取るには十分だった。

明日はドライコンディションになりそうだけど、まだこの新車でドライのイモラを殆ど走れていないから、FP2で理解を深めていければって思ってる。

ここは本当に素晴らしいコースだ。ミスをすれば手痛いしっぺ返しを食らう事になる。簡単に壁に突っ込んじゃうからね。でもそれが良いんだ。

もちろん、ポールポジションが取れて凄く嬉しい。明日と日曜日は天候が変わるだろうけど、少なくとも週末に向けていいスタートが切れたと思う。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)をコンマ8秒差で退けた。3番手には1.1秒遅れでランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。

F1エミリア・ロマーニャ・グランプリ2回目のフリー走行は日本時間4月23日(土)19時30分から、スプリントは23時30分からイモラ・サーキットで開催される。

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