レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP
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レッドブル、熱入れ苦戦…ポールのフェルスタッペンは「決定的な場面で仕事をした」とホーナー

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レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は4月22日(金)のF1エミリア・ロマーニャGP予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンについて「決定的な場面で仕事をした」と称賛した。

5度に渡って赤旗が振られた雨のイモラでの予選を終えてホーナーは「彼は最高の仕事をしてみせた。異例とも言える予選だった。何しろポールを決定づけたのはバンカー用に刻んだ1周だったのだから」と振り返った。

「一旦は最終盤に向けて更に路面が改善してタイムが上がっていくかに思われたが、結局雨が強すぎて誰も対応できず、最後には再び赤旗が出る始末だった」

ポールポジション・ボードの前にクルマを停めたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP予選Courtesy Of Red Bull Content Pool

ポールポジション・ボードの前にクルマを停めたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP予選

フェルスタッペンが今季初のポールを獲得した一方、セルジオ・ペレスは今季ワーストの7番手に留まった。ホーナーは「チェコにとっては残念な結果になった」と語った。

「クリーンラップを刻んでいれば上位に食い込めたはずなのに、酷いロックアップに見舞われてしまった。ただ、スプリントに向けて励みになるパフォーマンスが確認できた」

結果的にはフェルスタッペンが制したものの、予選では終始、フェラーリのシャルル・ルクレールが先行していた。この日のイモラの路面は15℃程度しかなく、ホーナーはタイヤを機能させるのに苦戦していたのだと説明した。

「フェラーリはタイヤの熱入れを上手くやっていたようだが、我々はこれに手こずり、多くのラップを重ねなければならなかった」

「それでも何とかバランスを見つけ出し、マックスは決定的な局面であのラップを走ってみせた」

2日目午前は天候が持ちそうなものの、午後以降は再び雨の予報が出ている。決勝レースのグリッドを決めるスプリントレースもまた、上空の空模様が大きな鍵を握る事になりそうだ。

ホーナーは「無論、次なる課題は明日の天気がどうなるかだ。良いスタートを切って、それを結果に繋げ、決勝までにできるだけ多くのポイントを獲得する事が目標だ」と付け加えた。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)をコンマ8秒差で退けた。3番手には1.1秒遅れでランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。

F1エミリア・ロマーニャ・グランプリ2回目のフリー走行は日本時間4月23日(土)19時30分から、スプリントは23時30分からイモラ・サーキットで開催される。

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