フェラーリ、”予想通り”メルセデスに完敗「自分自身にウンザリ」F1中国GP《予選》
F1第3戦中国GP公式予選に挑んだスクーデリア・フェラーリは、セバスチャン・ベッテルが3番手、シャルル・ルクレールが4番手。前戦バーレーンではフロントローを独占したものの、上海での週末はシルバーアローに完敗し、セカンドローに甘んじる事となった。
「メルセデスを倒してポールを取るだけの力はなかった。下手をすればもっと悪い結果だってあり得た」と語るベッテル。ルクレールもまた「ライバルが僕らより競争的なのは分かっていた。最初のプラクティスからずっとそうだったからね」と付け加え、ポール争いが厳しいことは予想済みであった事を明かした。
フェラーリ:F1中国GP予選を終えて
セバスチャン・ベッテル予選: 3位, FP3: 2位
今日はもう少し上手くやれたとも思うけど、メルセデスを打ち破ってポールを取るだけの力はなかったと思う。下手をすればもっと悪い結果だってあり得た。出だしは良かったけど、一発の純粋なパフォーマンスという意味ではライバルの方が一枚上手だったから、完全に満足してるわけじゃない。
そうは言っても、クルマは明日も良いだろうし、56周を通してその事を証明できたらと思ってる。長いレースだし、凄い接戦になることを予想してる。戦略がカギを握ることになるだろうね。正しいタイミングでピットに入る必要がある。
今回のレースではかなりの数の変数を考慮しなきゃらならいけど、みんながどの程度その事を理解しているか疑わしい。上位の連中はみんなミディアムタイヤでスタートけど、それが正しい選択かどうかは実際にレースをしてみない事には分からない。何が起きても不思議じゃないさ。
シャルル・ルクレール予選: 4位, FP3: 3位
自分自身にウンザリしてる。ミスなんてしちゃいけないのに、最後のラップでやらかしてしまった。今週末はずっとセットアップに悩んでたし、自信が持ってないままにドライブしてたけど、予選前のセットアップ変更のおかげで、かなり走りやすくなったし臨んでいたようなラップタイムを刻めるようになった。それは良かったんだけど、クルマから全てを引き出せなかった事にガッカリしてるんだ。
ライバルが僕らより競争力を持ってる事は分かっていた。最初のプラクティスからずっとそうだったからね。明日のレースは予想以上に複雑になりそうだね。昨日はロングランが全然出来てないし、今朝も赤旗のせいであまり走れなかったから、どうなるか予想がつかない。厳しい闘いになるだろうけど、連中はかなり手強そうだし、できるだけプッシュしてみるよ。
1000回目の記念的グランプリでポールポジションを獲得したのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に続き、シルバーアローが最前列を占拠した。
2019年F1第3戦中国グランプリ決勝レースは、日本時間4月14日(日)15時10分から行われ、1周5.451kmのサーキットを56周する事で勝敗を決する。