ジェイミー・チャドウィック「F1の夢」を追うべく2023年もウィリアムズ・アカデミーに残留
女性限定のシングルシーター「Wシリーズ」で3度のチャンピオンに輝いたジェイミー・チャドウィックが2023年もウィリアムズ・アカデミーに残留する事が決定した。
FIA-F1世界選手権に参戦するウィリアムズは1月18日(水)、24歳のイギリス人ドライバーとの契約更新を発表。今後も「ドライバーとして成長していくべく、またチームのレース準備をサポートするため、パーソナライズされたシミュレータープログラムを継続する」と説明した。
チャドウィックは2023年に主戦場をアメリカへと移し、アンドレッティ・オートスポーツからインディNXT(旧インディ・ライツ)に参戦する。
アカデミー続投発表に際してチャドウィックは「2019年からサポートを受けてきたウィリアムズとの関係を継続する事が決まって本当に嬉しいです」と語った。
「このチームに身を置き、F1の夢を持ち続けるチャンスを得ることは私にとってとても重要です。一緒に何を達成できるのか楽しみにしています」
スポーティング・ディレクターを務めるスヴェン・スミーツは「ジェイミーがドライバー・アカデミーの中核を担い続けてくれる事になり本当に嬉しい」と述べ、残留を歓迎した。
「彼女は非常に才能のあるドライバーであると同時に、モータースポーツ界で活躍する次世代の女性たちを鼓舞する重要なロールモデルでもある」
「2023年にインディNXTでの新たな挑戦に臨む彼女をサポートしていくのが楽しみだ」
インディカー・シリーズ直下のジュニア・カテゴリー、インディNXTへの参戦はWシリーズからのステップアップという位置づけで、今季は14戦、そのうちの2戦は米国伝統のオーバルで開催される。
チャドウィックの残留により2023年のウィリアムズ若手ドライバー育成プログラムは、F2ドライバーのロイ・ニッサニー、昨年のオートスポーツBRDC受賞者のザック・オサリバン、FIA-F3選手権デビューを予定するオリー・グレイ、そして新加入のフランコ・コラピントと、5名体制となる。