トロ・ロッソとの提携を推進したF1会長チェイス・ケアリー「F1にとって、ホンダの継続参戦は極めて重要」

F1会長チェイス・ケアリーcopyright formula1.com

フォーミュラ1会長兼CEOのチェイス・ケアリーは、ホンダの継続参戦はF1にとって極めて重要な課題だったと語り、ホンダのF1残留に歓迎の意を表した。ホンダは今季限りでマクラーレンと決別し、来季以降はトロ・ロッソにエンジン一式を供給する。F1及びFIA国際自動車連盟は、新参サプライヤーのホンダがわずか3年足らずでF1を去ることを阻止するため、トロ・ロッソとの提携の仲介をしていた。

ホンダF1、マクラーレンとの決別を正式発表。マクラーレン・ホンダは僅か3年足らずで空中分解

2017年のF1シンガポールGPは、世界のモータースポーツ界にとって重要なニュースが飛び交う場となった。マクラーレン・ホンダは今季限りで解体、ホンダはトロ・ロッソと、マクラーレンはルノーと関係を新たにする事が発表された。これに伴い、トロ・ロッソのカルロス・サインツは2018年にルノー・スポールに移籍する。マクラーレンとホンダの決別の直接要因となったフェルナンド・アロンソは、F1に残留のする事がほぼ確実な情勢となった。

「複雑な集中協議を経て、関連するすべてのチームとコンストラクターが満足のいく合意に達したことを喜ばしく思います」とケアリーはコメント。

「ホンダはモータースポーツの主要メーカーにして、モータースポーツ史上重要な役割を果たしてきた企業です。F1にとっては、ホンダが今後も数年来に渡って参戦を継続してくれることが特に重要でした。このスポーツが世界中のファンにとってよりエキサイティングで華やかになるように、すべてのチーム及びメーカーと協力して取り組んでいくことを楽しみにしています」

F1シンガポールGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了