F1カナダGP《FP3》結果とダイジェスト / モナコGPに引き続きフェラーリが1-2で予選に挑む!

セバスチャン・ベッテルcopyright ScuderiaFerrari

F1カナダGP予選前最後のセッションとなる3回目のフリー走行が10日(土)に行われた。気温19度、路面温度30度と、今週末初めて晴天に恵まれたFP3では、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。

初日金曜は強い風がコース上に吹き荒れていたが、今日は風も落ち着き安定したコンディションで各車最後の調整を行なった。

ベッテルから遅れること0.292秒で2番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が、0.354秒遅れで3番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。フェラーリは前戦モナコに引き続き、ワン・ツーを記録して午後の予選に挑む事になる。


©F1

トラブルで初日の走行時間を大幅に失ってしまったレッドブル勢は、マックス・フェルスタッペンが4番手につけたものの、ダニエル・リカルドは8番手と奮わなかった。6番手にはルノーのニコ・ヒュルケンベルグが、7番手にはウィリアムズのフェリペ・マッサが入り、それぞれチームメイトを大きく引き離し好タイムを記録した。

マクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソがトップから1.313秒遅れの12番手、ストフェル・バンドーンは1.656秒遅れの16番手という結果に終わった。

アタックラップでは壁ギリギリまで攻めるドライバーが増えてきたが、大きな混乱や事故などもなく、セッションは無事に終了している。

予選はフェラーリvsメルセデスの一騎打ち

モナコでウルトラソフトタイヤの扱いに苦労し失速したメルセデスは、ここカナダで一定の挽回を果たしてきているように見受けられる。サスペンション周りを見直したことで、タイヤの熱入れ作業が幾分向上しているようだ。

ただ、フェラーリの車体の安定感は初日から抜群であり、FP3での仕上がりも良さそうだ。王者メルセデスに死角が無いわけではない。ポールを取るのは”赤”かそれとも”銀”か?

2017年F1第7戦カナダGPフリー走行3(FP3)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:12.572 20
2 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:12.864 +0.292 19
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:12.926 +0.354 22
4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1:12.965 +0.393 22
5 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:13.210 +0.638 24
6 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:13.493 +0.921 20
7 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:13.527 +0.955 22
8 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 1:13.545 +0.973 35
9 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 1:13.635 +1.063 26
10 55 カルロス・サインツ トロロッソ 1:13.667 +1.095 22
11 26 ダニール・クビアト トロロッソ 1:13.788 +1.216 23
12 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1:13.885 +1.313 18
13 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:13.956 +1.384 27
14 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:13.994 +1.422 19
15 30 ジョリオン・パーマー ルノー 1:14.102 +1.530 22
16 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1:14.228 +1.656 22
17 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:14.392 +1.820 18
18 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 1:14.409 +1.837 25
19 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:14.883 +2.311 25
20 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー・フェラーリ 1:14.965 +2.393 25

コンディション

天気晴れ
気温19℃
路面温度30℃

セッション概要

グランプリ名 F1カナダGP
セッション種別 フリー走行3
セッション開始日時

サーキット

名称 ジル・ビルヌーブ・サーキット
設立 1978年
全長 4361m
コーナー数 14
周回方向 時計回り

F1カナダGP特集

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