F1カナダで不具合連発アルピーヌ…ガスリーとオコンの停車原因を説明するサフナウアー代表

ジル・ビルヌーブ・サーキットを周回するピエール・ガスリー(アルピーヌ)を見守るF1カナダGPのコースマーシャル、2023年6月16日F1カナダGP FP2Courtesy Of Alpine Racing

Wポイント獲得から2週間。アルピーヌA523にテクニカルトラブルが相次いで発生した事で、ピエール・ガスリーとエステバン・オコンはF1カナダGPの初日にコース上での停車を余儀なくされた。

オープニングセッションでは開始3分という序盤にガスリーがターン8の出口でストップ。週末1回目の赤旗が振られた。

FP2では残り50分というタイミングでチームからの指示を受けオコンがストップ。またも赤旗が振られた。奇しくもガスリーがFP1で停車した場所から数メートル先のターン9だった。

2台を襲ったトラブルについてチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは次のように説明した。

「FP1ではピエールのクルマの予備のステアリングホイールに電気系統の不具合が発生してしまい、コース上での停止を余儀なくされた。スペアから通常のものに交換した事で、2回目のセッションは問題なく生産的な時間を過ごすことができた」

「残念な事に、FP2ではクルマの水圧が失われた事でエステバンが序盤にストップしてしまった。この問題の原因については時間をかけて調査するつもりだ」

Courtesy Of Alpine Racing

アルピーヌA523のコックピットに座るピエール・ガスリー、2023年6月16日F1カナダGP

結果、アルピーヌの初日の周回数は2台合わせても56周と伸び悩んだ。ただ、CCTVの障害によってFP1そのものが事実上の中止となった事はガスリーにとって不幸中の幸いだった。

オコンは「順調な1日でなかった事は明らかだ。問題を解決して、肝心な明日のセッションを確実により良いものにしなきゃならない」と付け加えた。


2度の赤旗が振られた2023年F1カナダGPフリー走行2でトップに立ったのはルイス・ハミルトン、1000分の27秒差でジョージ・ラッセルが続き、メルセデスが1-2で初日を締め括った。3番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が続く結果となった。

3回目のフリー走行は日本時間6月17日(土)25時30分から、公式予選は同29時から1時間に渡ってジル・ビルヌーブ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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