コスタリカにあるブリヂストンのサンホセ工場
Courtesy Of Bridgestone Americas, Inc.

ブリヂストン、2025年以降のF1独占タイヤ供給入札に参加か…ピレリにライバル

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5月15日に応募締め切りを迎えた2025年以降のF1独占タイヤ供給入札にブリヂストンが参加した可能性があると英「Autosport」が報じた。

2010年末のアブダビGPを以てF1から撤退したブリヂストンの後任であるピレリの現行契約は2024年末までとなっており、国際自動車連盟(FIA)は今年4月、2025年からの3シーズンに渡る独占タイヤ供給契約に関する入札プロセスを開始した。

この契約にはF1だけでなく直下のFIA-F2選手権とF3選手権への独占供給も含まれており、FIA及びプロモーターの「絶対的裁量」により2028年シーズンまで延長される可能性がある。

新たな独占サプライヤーにはFIAが掲げる4つの技術目標の達成が求められている。最優先事項は「ショーの改善」で、「ドライバビリティ特性」「パフォーマンス」「作動条件」がこの順で続く。

FIAは入札者の身元や数を明らかにしていないが、報道によるとピレリだけでなく、ブリヂストンを含むピレリ以外のメーカーが入札書を提出した可能性があるという。

1997年から2010年までF1に参戦していたブリヂストンがF1復帰に「強い関心」を持っているとの噂が報じられたのは今年3月のことだった。

FIAは基準を満たした「承認入札者」を6月16日に決定する。F1の商業権保有者であるリバティメディア社は各承認入札者と商業交渉を行い、FIAに提案する1社を決定。FIAは独占サプライヤーを任命し、これと契約を結ぶ。