ピエール・ガスリー、史上最悪のコンディション「大事故に繋がっていた可能性がある」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはF1第12戦ベルギーGP決勝レースを終えて、コンディションは自身が過去に経験した中で最悪であり「大事故に繋がっていた可能性がある」として、レースを中止したFIAの判断を支持した。
日曜のスパ・フランコルシャンは週末を通して最も酷い雨に見舞われ、レースは3時間以上に及ぶ赤旗中断を経て、2周のセーフティーカー先導下周回を消化したのみで終了を迎えた。
ガスリーはグリッドポジションの6位フィニッシュとなり、ハーフポイントの4点をチームに持ち帰った。
大事故に繋がっていた可能性がある
ピエール・ガスリー決勝: 6位, グリッド: 6番手
長い1日だった。レースができず本当に残念だ。レースが行われない中、雨が降る中で最後まで残ってくれていたファンの皆の事を思うと本当に申し訳ない気分だよ。感謝の気持ちを伝えたい。
ただコンディションはとんでもなく酷かった。キャリアの中でこれ以上悪いコンディションでレースを経験した事はないように思う。
問題は前が全く見えない事にあった。もし最初のラップで誰かがスピンしたら、大事故に繋がっていた可能性がある。
ここでのレースが如何に危険かを知っているから、これは間違いなく正しい判断だったと言える。
8月29日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2021年F1第12戦ベルギーグランプリ決勝レースは、雨の影響で3時間超の赤旗中断を強いられ、1度もグリーンフラッグが振られる事なく終了を迎えた。
この結果、ポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がスパ初優勝を飾り、2位にジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、3位にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
ザントフォールト・サーキットを舞台とする次戦オランダGPは9月3日のフリー走行1で幕を開ける。