
ラスベガスは「断トツで楽しくない市街地コース」と酷評、初走行で”衝撃”を受けた新人ベアマン
オリバー・ベアマン(ハース)は、自身初走行となったラスベガス市街地コースについて、「これまで走った中で、断トツで楽しくない市街地コース」と言い切り、グリップレベルの低さと危険性を訴えた。
華やかなネオンに包まれるラスベガスGPは、F1が自ら主催するレースとして最も力を入れるイベントだ。だが新人がコックピットで味わったのは、胸の高鳴りではなく恐怖に近い衝撃だった。
ベアマンは2025年F1第22戦ラスベガスGPの初日プラクティスを終え、その第一印象を次のように語った。
「正直、FP1での最初の数周は衝撃的だった。もちろん僕にとって初めて走るコースという部分もあるけど、グリップの低さには驚かされた。本当に危なっかしい」
「超高速」なのに「壁が近い」恐怖
木曜のセッション間には霧雨が落ち、路面状況はさらに悪化した。ベアマンはリズムを掴もうと努めているが、このレイアウトを楽しめていないことを隠さない。
「ここは、僕がこれまで走った中で、断トツで楽しくない市街地コースだよ」とベアマンは切り捨てる。
「通常、市街地コースは本当に楽しくて素晴らしいものなんだ。でもここは違う。本当に、本当にグリップが低い。壁がすぐ近くにある状況で、この低グリップは最悪の組み合わせだよ」
「それに信じられないほどの超高速だし、危険だよ」
激変する路面に振り回された初日
ベアマンによれば、初期のグリップレベルが低いということは、裏を返せばセッションが進むにつれて路面が急激に改善する(トラック・エボリューションが大きい)ことを意味するという。
「経験したことのないレベルのグリップの低さをどう表現すればいいのか分からないけど、それはつまり、路面の改善幅がとてつもなく大きいということなんだ」
「僕らはセッションのかなり早い段階でソフトタイヤを履いた。アタックをまとめることはできなかったけど、ピットに戻った時は良いポジションにいたのに、次に出ようとした時には、突然トップから0.5秒か0.6秒も離されていたんだ。間違いなく路面の進化は大きい」
雨、トラフィック、そして中断と、難しいセッションを過ごしたベアマン。最後にこのサーキットの印象を次のように総括した。
「コースそのものについて言えば、ラスベガスのストリップを走るのはクールだけど、それ以外に良いところはあまりないね」
2025年F1ラスベガスGPのFP2は、2度の赤旗により勢力図を占うには不十分な内容となったが、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムで初日を締め括った。
FP3は日本時間11月22日(土)9時30分から、公式予選は同13時から1時間にわたってラスベガス市街地コースで開催される。各セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。