セルジオ・ペレス「問題がある事は分かってた」トラブルで最終周に表彰台失う
3月20日のF1バーレーンGP決勝レースを失意のリタイヤで終えたレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、燃料供給の不具合で表彰台を失うその数周前から問題を抱えていたと明かした。
4番グリッドのペレスは1周目のターン1の立ち上がりでリアを滑らせ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とケビン・マグヌッセン(ハース)にポジションを奪われたものの、10周目のターン4でハミルトンを交わしスタートポジションを取り戻した。
その後は表彰台を懸けてカルロス・サインツ(フェラーリ)とバトルを繰り広げていたが、2番手を走行する僚友マックス・フェルスタッペンが最終盤にパワーを失いリタイヤ。これに伴い3番手に浮上するも、最終ラップのターン1で同じ様にパワーを失いクルマを降りた。
これは2台ともに燃料が上手く供給されずエンジンが止まったためで、チームは燃料ポンプを含めて詳細な調査を行うとしている。
問題がある事は分かってた
セルジオ・ペレス決勝: リタイヤ / グリッド: 4番手
最高の形でシーズンをスタートできるはずだったのに、残念ながら期待したような結果にはならなかった。表彰台を目前にファイナルラップでリタイヤする事になり本当に残念だ。
最終ラップの2周ほど前からパワーが落ちているのを感じていて、問題があることは分かっていたから、マックスに何が起きたのかも分かっていた。
僕が抱えていたのも似たような問題で、現段階では燃料システムのトラブルだと考えてる。兎に角、エンジンが止まってしまったんだ。
受け入れるのは難しいけど、ポジティブに考えて来週のジェッダでより強くなって戻ってくるつもりだ。僕はこの素晴らしいチームを心から信じているし、きっと問題の原因を突き止められるはずだ。
本当に残念なシーズンのスタートになってしまったけど、F1における1年は本当に長いし、まだ1レースが終わっただけだ。
3月20日(日)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた2022年F1第1戦バーレーングランプリ決勝レースではシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウイン。僚友カルロス・サインツが2位に続き、フェラーリが3年ぶりの1-2フィニッシュを達成した。
ジェッダ市街地コースを舞台とする次戦サウジアラビアGPは3月25日のフリー走行1で幕を開ける。