2021年6月6日のF1アゼルバイジャンGP決勝レースの様子
Courtesy Of Red Bull Content Pool

速報:レッドブル・ホンダ、優勝目前にフェルスタッペンが時速300km超で事故…タイヤトラブルか

  • Published: Updated:

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが確実視された優勝を失い、チャンピオンシップでのポイントリーダーから脱落する見通しとなった。

F1アゼルバイジャンGP決勝最終盤、ホームストレートを時速300km以上の速度で走行していた際に壁に激突した。規定51周のレースの48周目の出来事だった。レースコントロールは赤旗を提示。レースは現在中断を強いられている。

事故の原因ついてレッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は「タイヤの故障」との認識を示し「ストロールが故障したのと同じタイヤだ」と付け加えた。

レース中盤、ランス・ストロール(アストンマーチン)がフェルスタッペンと同じ様に、31周目のホームストレートで突如クラッシュを喫した。詳しい原因については今後の調査が待たれるところだが、左リアタイヤのパンクが原因と見られており、フェルスタッペンも同じ様に左リアがパンクしていた。

続報:ペレス優勝!メルセデスは無得点

フェルスタッペンの事故直後、レースコントロールは赤旗を提示せずセーフティーカー(SC)を導入させた。だがレッドブル・ホンダからの忠告を受け、赤旗に切り替えた。

レッドブルのスポーティングディレクターを務めるジョナサン・ウィートリーはSC先導下において、FIAレースディレクターのマイケル・マシに対し、フェルスタッペンのタイヤ破裂に関しては事前に何もデータ上での兆候が確認されなかったとして、赤旗を振るよう検討を促した。

赤旗の下においては、フロントウイングの空力調整や、事故による破損箇所の修復などと合わせて、ホイールおよびタイヤの変更が認められている。

ストロールの破裂タイヤは29周、フェルスタッペンの方は33周の履歴であったが、フィールドに残るクルマの多くは既に35周を超えている。

レースは日本時間6日23時15分にスタンディングスタートで再開される。残り2周のスプリントを先頭でスタートするのはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)。これにルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が続く。

F1アゼルバイジャンGP特集