ガレージでヘルムート・マルコと談笑するセルジオ・ペレス(レッドブル)、2024年9月13日F1アゼルバイジャンGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

「希望」を見出すペレス、”牙城バクー”で好転の兆し…ポール争いに向け手応え

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セルジオ・ペレス(レッドブル)は自身にとっての牙城とも言うべきバクー市街地コースで競争力を発揮し、2024年シーズンを通して苦しみ続けてきた不振からの脱却を感じさせた。

レッドブルは開幕10戦で7勝を挙げる好調なスタートを切ったものの、アップデートによるバランスの悪化とライバルチームの進歩により、両選手権でのリードはシーズンを経る毎に縮まっている。

しかしながら、ベンチュリートンネルの形状を僅かに変更したフロアをバクーに持ち込むと好転の兆しを見せ、同地で唯一の複数回優勝を果たしているペレスは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)から僅か0.006秒遅れの2番手を刻んだ。

計測タイミングの差異および、その間の路面の改善を踏まえると、この日のトップは実質的にはペレスだったと言える。

バクー市街地コースを周回するセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシングRB20)、2024年9月13日(金) F1アゼルバイジャンGPフリー走行2Courtesy Of Red Bull Content Pool

バクー市街地コースを周回するセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシングRB20)、2024年9月13日(金) F1アゼルバイジャンGPフリー走行2

「間違いなく良い1日だったし、堅実なセッションになったと思う」とペレスは振り返った。

「ベースとしては悪くないと思うし、FP1からFP2に向けて上手く前進できた。あとは兎に角、ここから更に改善させることが重要だ」

「明日は間違いなく上位を狙えると思う」

「正しい方向に向かっていると思うし、クルマをもう少しまとめ上げられることも分かってきた。まだ道のりは長いけど、これまでのところは希望が持てる」

ポールポジション争いへの期待については「可能性はある。何が起きても不思議はないし、兎に角、落ち着いて、最高のラップをまとめ上げるだけだ」と自信をのぞかせた。


2024年F1アゼルバイジャンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)を0.006秒差で退けた。

FP3は日本時間9月14日(土)17時30分から、公式予選は同21時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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