鈴鹿サーキットのパドックに立つハースのエンジニアリング・ディレクターを務める小松礼雄、2023年9月21日F1日本GP
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ハース、小松礼雄をF1チーム代表に任命…エンジニアリングを重視。シュタイナー離脱

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ハースF1チームは2024年1月10日(水)、チーム創設以来、指揮を採ってきたギュンター・シュタイナーの即時退任と合わせて、後任のチーム代表にトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターの小松礼雄を任命した事を明らかにした。

エンジニアリング及びマネジメントの両方で20年以上のF1キャリアを持つ47歳の日本人エンジニアは今後、F1ビジネスに関わるあらゆる領域を監督し、経営陣の求めるコストパフォーマンスに優れた結果を追求していく事になる。

ハースのミック・シューマッハと小松礼雄エンジニアリングディレクター、2022年6月30日F1イギリスGPCourtesy Of Haas

ハースのミック・シューマッハと小松礼雄エンジニアリングディレクター、2022年6月30日F1イギリスGP

また本人事の一環として、レース外領域でのチーム運営の強化および、小松礼雄のサポート役として新たに最高執行責任者が任命される。

発表に際して小松礼雄は、近年の競争力停滞はチームオーナーのジーン・ハースやスポンサーの目指すところにないと強調し、カナポリス、バンベリー、マラネロに跨る各拠点を含むチームが一丸となることで「できる限りの結果を残せると考えています」と語った。

小松礼雄をチーム代表に任命した理由についてジーン・ハースは「組織として前進するためにはコース上の競争力向上が不可欠であることは明らかだった。アヤオ・コマツをチーム代表に任命することで、我々はエンジニアリングを経営の中心に据えることになる」と説明した。

「これまでに幾つかの成功を収めてきたが、組織としてより大きな目標を達成するためには一貫して結果を残す必要がある」

「我々は今あるリソースを効率的に使う必要があり、設計およびエンジニアリング力を向上させることがチームとしての成功の鍵だ」

「アヤオと協力してポテンシャルを最大限に発揮できるようにしていきたい」

ジーン・ハースとギュンター・シュタイナーCourtesy Of Haas F1 Team

ジーン・ハースとギュンター・シュタイナー

ジーン・ハースは昨年末で満了を迎えたシュタイナーとの契約を更新しない事を選んだ。背景の一つにはコンストラクターズ選手権10位に終わった昨シーズンの成績不振があるものと思われる。

シュタイナー退任発表の直前には、テクニカルディレクターのシモーネ・レスタがチームを去った事が明らかとなった。

シュタイナーについてジーン・ハースは「過去10年に渡る貢献に感謝の意を表したい。彼の今後の活躍を祈っている」とコメントした。