エステバン・オコンとダニエル・リカルド、パリ・シャンゼリゼ通りの自社ショールーム「ラトリエ・ルノー」の前にて
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ルノーF1「準備は万端!」久しぶりの闘いに疼くリカルドとオコン

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ルノーF1チームのダニエル・リカルドとエステバン・オコンが、4ヶ月遅れでスタートする2020年FIA F1世界選手権開幕オーストリアGPへの想いを語った。昨年のレースでルノー勢は、カスタマーのマクラーレンがW入賞を果たした一方で、リカルドが12位、ニコ・ヒュルケンベルグが13位と、ノーポイントという結果に終わった。

「長きに渡った強制的な休みを経て、ようやく2020年シーズンをスタートさせる事ができる」チーム代表のシリル・アビテブールはこの様に切り出し、土壇場で中止された3月のメルボルンでのイベント以降を振り返った。

「オーストラリアからの道のりは長かった。エンストンでは9週間、ヴィリーでは7週間に渡ってファクトリーをシャットダウンしたからね」

「自分たち自身を守るために必要な対策を講じる一方で、F1コミュニティは感染症の蔓延によってもたらされた様々な課題に対応するために、集団プロジェクトを中心にスキルとリソースを動員してきただけでなく、これと並行して、FIA、F1、そしてチームは、安全な環境でレースを再開できるよう、効果的な対処のために膨大な作業に取り組んできた」

「これから始まるシーズンにおいては、この新たな作戦に対応して行動する必要があるものの、実際にコース上で走行するマシンを見る事ができるわけで、これはポジティブなシグナルと言える」

フランスの自動車メーカーのワークスチームとしてF1に参戦するルノーは今年、英国ウォーキングのチームからコンストラクター4位を座を奪還するための闘いに臨むことになる。

ルノー:オーストリアGPに向けて

ダニエル・リカルド開幕戦で勢いをつけたい

準備は万端だ!ちゃんとしたレースに出るのは勿論だけど、レースをする事自体が久しぶりだ。ようやくだね。今月初めにオーストリアで行ったテストで経験を積むことができたけど、これからが本番だ。僕を含めた誰もが、再びレースに出られる事を本当に楽しみにしている。

今シーズンは例年よりも短い上に慌ただしいから、上手く対処して全力を尽くす事が大切だ。ポイントを獲得してシーズンをスタートさせ、しっかりとした基礎を築いて勢いをつけていきたい。

エステバン・オコンようやくF1に復帰できる

1年半に渡ってF1のグリッドに戻るのを待ち望んでいたから、こうしてようやく初戦を迎える事になって凄くワクワクしている。最高の気分だよ。

僕らは目標を設定している。自分たちがコース上で何を達成したいのか、そして僕自身がマシンに乗って何をしなきゃならないのかについて理解している。

最初のレースに向けて準備を積み重ねてきた。僕は望んでいたような競争力あるマシンを持つ素晴らしいチームにいる。レースが楽しみだ。目標はポイントの獲得さ。


昨年のグランプリでは2番グリッドのマックス・フェルスタッペンが後続を3秒引き離してトップチェッカーを受け、2015年よりF1に復帰したホンダに13年ぶりの勝利の美酒を授けた。2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果だった。

2020年シーズンの開幕F1オーストリアGPはレッドブル・リンクを舞台として、日本時間7月3日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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