午前とは打って変わって厚い雲に覆われたレッドブル・リンク、降水確率80%の予想が出ていたものの、セッション中に路面が濡れることはなく終始ドライコンディションが続いた。

第9戦F1オーストリアGP金曜初日をトップタイムで終えたのは、午前に引き続き最速を記録したメルセデスのルイス・ハミルトン。自身のタイムをコンマ492秒更新する1分5秒483をマークした。2番手にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがコンマ147秒遅れで、3番手にはバルテリ・ボッタスがコンマ216秒遅れでそれぞれ続いた。

4番手と5番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが、FP1で6番手に沈んでいたキミ・ライコネンはポジション維持と奮わなかった。1日目の仕上がりとしては、メルセデスがフェラーリに対して1歩先行し、順調な進捗を示した形となった。

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3強チームに肉薄したのはハース勢、7番手にケビン・マグヌッセンがつけ、10番手にロマン・グロージャンという結果だった。

午前中のセッションで2台ともがトップ10圏内に食い込んだマクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが8番手、ストフェル・バンドーンが12番手となった。アロンソは、セッション途中にフロアにダメージが見つかったため、メカニックが新しいものに交換、残り40分のところでコースに戻りタイムを残した。

コースオフ再び、7回の黄旗

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午前に引き続き、至る所でコース外に飛び出るマシンが相次いだ。計7回のイエローフラッグが提示された中で、ザウバーのマーカス・エリクソンが原因となったものは全部で3回、トップから3秒以上遅れた唯一のチームとなってしまったザウバー勢が、マシンのセットアップに苦戦しているのは明らかであった。

残り4回の黄旗の原因となったドライバーは、9コーナーでランオフしたセルジオ・ペレス、6コーナーでグラベルに突っ込んだアロンソ、同じく6コーナーで飛び出たボッタス、10コーナーでワイドに膨らんだカルロス・サインツの4名であった。

F1オーストリアGP三回目のフリー走行は、日本時間の明日8日(土)18時から行われる。

2017年F1第9戦オーストリアGPフリー走行2（FP2）リザルト

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