角田裕毅、回りと比べて「別次元に遅かった」原因不明のバランス問題で3ポジ後退
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は9日(土)のF1オーストリアGPスプリントレースでマシンバランスに苦しみ、ポジションを3つ落とす17位に終わった。
予選Q2敗退を経て14番グリッドに着いた角田裕毅は、序盤にズルズルと後退。一時は15番手にまで挽回したものの17位に終わった。余程、ドライブしづらかったのだろうか。トラックリミットを理由とする黒白旗を受けた。
スプリントでの角田裕毅についてテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「スタートはまずまずだったが、序盤にマクラーレンとアストンマーチンにポジションを奪われ、レースが進むにつれてマシンバランスに悩まされたため、終盤に向けて挽回することができなかった」と説明した。
チームメイトのピエール・ガスリーもポジションを落とした。1周目にルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触して後方に転落。15位という結果となった。
「正味としては、2台揃って後方で戻ってきたという事だ」とエギントン。
「ピエールのマシンダメージがパフォーマンスに与えた影響を診断し、ユーキがなぜあれほどまでにマシンバランスに苦しんでいたのかを理解するために分析すべきデータは大量にある。それができれば明日のレースで2台を前進させることができるはずだ」
兎に角、遅すぎた
角田裕毅
スプリント: 17位 / グリッド: 14番手
厳しい1日でした。僕の方は全くペースが上がらず、他とはレベルが違うような状況で、クルマも兎に角、遅すぎました。
全体的にグリップ不足で、週末を通してマシンバランスが不安定です。データを調べてみたのですが、今のところ原因を見つける事ができていません。もっと掘り下げてみる必要があります。
2022年F1オーストリアGPスプリントではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にシャルル・ルクレール、3位にカルロス・サインツと、フェラーリ勢が続く結果となった。
決勝レースは日本時間7月10日(日)22時にフォーメーションラップを迎える。1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。