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“スペック3″と呼ばれる新型エンジンをオーストリアGPに投入したホンダF1、トップを務める長谷川祐介はデータ上でアップデートの効果を確認した事を明らかにした。
7月7日(金)に行われたグランプリ初日のフリー走行、マクラーレン・ホンダ勢は午前のセッションで共にトップ10圏内に食い込み、午後のFP2でもフェルナンド・アロンソが8番手につけ、まずまずのスタートを切った。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強チームを除くと、中段勢のタイムギャップは著しく接近しており、7番手のケビン・マグヌッセン(ハース)から15番手のカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)まではコンマ5秒の差しかない。0.5秒の中に9台のマシンがひしめく大接戦となっている。
先頭集団の背中はまだ遥か遠くにあるものの、マクラーレン・ホンダはポイント獲得の自信に満ちていると長谷川は語る。
ホンダF1:グランプリ初日を終えて
長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者
我々は2週間前のバクーで初めてスペック3のパワーユニットを走らせましたが、今回のオーストリアGPではフェルナンドとストフェルの両方のマシンに新エンジンを搭載しました。
FP1とFP2をトラブルフリーで終えられた事に滿足しています。セッション中、2人のドライバー達はコンスタントに手堅いパフォーマンスを見せてくれました。前回のグランプリに引き続き、データ上でアップデートの効果を確認することが出来ました。
今日の練習走行の結果のみで我々の全体的な競争力を推し量るのは難しいところです。不安定な天候と高い気温という不確定要素を除外して考えれば、我々には幾らかのポイントを獲得する自信があります。
ドライバー達に速いマシンを提供できるよう準備に専念するつもりですし、明日の予選では2台ともがQ3に進出してくれる事を願っています。
2017年第9戦F1オーストリアGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1オーストリアGP特設ページを参照されたい。