セッションに向けて準備を進めるレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー、F1オーストリアGPにて
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3番手ピエール・ガスリー「正しい方向に向かって改善しているが…」F1オーストリアGP《初日》

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F1オーストリアGP初日を3番手タイムで終えたレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、ショートランに関しては改善の必要があるとしながらも、「正しい方向に向かって改善している」と語り、マシン開発及びセットアップに一定の満足感を示した。

ガスリーは午前のFP1でフェルスタッペンに0.118秒を迫る6番手タイムをマーク。午後のセッションでは、2番手につけたメルセデスのバルテリ・ボッタスから0.07秒遅れの3番手タイムを刻んだ。

3番手はリザルト的には有望だが、タイムとしては午前のFP1で自身が刻んだ6番手タイムよりも遅く、また、FP2では僚友マックス・フェルスタッペンがクラッシュを喫するなどしたため、勢力図を占う上ではあまり意味のあるポジションとは言えず、ガスリー本人も「予選に向けて更なる改善が必要」だと考えている。

正しい方向に向かって改善している

ピエール・ガスリーFP1: 6位, FP2: 3位

ポジティブな一日だったよ。今朝のFP1からマシンのフィーリングが良くて、ちゃんとプッシュできていたからね。フランスの時よりも感触が良い感じだし、正しい方向に向かって進めてると思う。

FP2は色々とアクシデントが多かったけど、それでもやりたかったテストはすべて消化できた。暑いコンディションで風もかなり強かったからトリッキーだったけど、決勝で上手くやるためには上昇する気温への対処が重要な鍵を握るはずだ。

それにしても、レッドブル・リンクの縁石は一歩間違うと大きな代償を支払いかねないね。今日は何台ものマシンが縁石にやられてたよね。タイムシートとしては3番手だから、かなり良さそうに見えるけど、フェラーリに対しては0.4秒遅れてるし、明日に向けてパッケージからもっとパフォーマンスを絞り出す必要がある。

ロングランに関しては、クリーンなラップを得られずにあまり走り込めてないから、今日のデータを分析した上で日曜に向けて最適なレース戦略を決めていくつもりだ。


初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。2番手メルセデスのバルテリ・ボッタスをコンマ3秒差で退けた。3番手にはレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが続く結果となった。

2019年F1オーストリアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間6月29日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。

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