ジェッダ市街地コースのパドックを歩く角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1)、2024年3月9日(金) F1サウジアラビアGP
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角田裕毅「かなり上手くいった」今季初入賞を目指してシム激務、母国F1オーストラリアに向けて「血が騒ぐ」とリカルド

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ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの角田裕毅とダニエル・リカルドは、第3戦オーストラリアGPで2024年シーズン初のポイント獲得を目指す事になる。

中団最上位の競争力があるのでは?とプレシーズン段階で広く予想されていた2024年型「VCARB 01」だが、開幕2戦ではライバルが先行。中東での2連戦は無得点に終わり、RBはコンストラクター選手権9位に転落した。

昨シーズン初のポイントを獲得したアルバート・パーク・サーキットで再び好成績を残すべく角田裕毅は、前戦サウジアラビアGPを経てシミュレーターワークに取り組んだ事を明かし、一定の手応えを得た様子を見せた。

第3戦に向けて角田裕毅は「メルボルンに行くのが待ち切れません。場所もコースもファンも大好きなんです」と語る。

「コースとしては、中高速コーナーに加えて最後のセクターに幾つかの低速セクションが組み合わされたサーキットです。去年、ポイントを獲得した良い思い出があるので、今年も再現できればと思っています」

「サウジからメルボルンに向けては信じられないくらい忙しかったです。準備のために何度かシミュレーター作業に取り組んだのですが、かなり上手くいきました」

「正直、どれくらいのパフォーマンスを発揮できるかを予想するのは難しいですが、完璧にこなして、パフォーマンスを最大限に引き出せばと思っています。そのうえで結果を待ちたいと思います」

「全力を尽くして再びQ3に進出し、ポイントを獲得できる事を願っています。それが一番の目標ですね」

リカルドにとっては、文字通り「待ち切れない」母国レースとなる。

「家に帰ってきた感じがして最高の気分だ!暖かいし、日差しもあるし、もう待ち切れないよ」とリカルドは語る。

「力強い良いレースを見せたい。オーストラリア人としての血が騒ぐのを感じる。高速で長いアルバート・パーク・サーキット、楽しみだね!」

アルバート・パーク・サーキットを下見するダニエル・リカルド(RB)、2024年3月20日F1オーストラリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

アルバート・パーク・サーキットを下見するダニエル・リカルド(RB)、2024年3月20日F1オーストラリアGP


2023年のF1サウジアラビアGPでは、3度の赤旗が振られ、8台がリタイヤするという大混乱のレースでマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にルイス・ハミルトン、3位にフェルナンド・アロンソという結果だった。

F1オーストラリアGPは日本時間3月22日(金)10時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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