アルファロメオのエントリー名でF1世界選手権に参戦するザウバーは1月30日(月)、アウディが当月にグループの少数株式を取得したと発表した。

アウディは次世代パワーユニットが導入される2026年以降のF1参戦に向けて昨年10月、購入時期や保有比率は伏せながらも、戦略的パートナーシップを締結したザウバーの株式を取得する方針を示していた。

今後、追加で更なる取引が行われるのかどうかは明らかにされていないが、今回売却されたのは「過半数未満」であり、経営権の取得という観点から言えば、いわゆる買収に該当するものではない。

ザウバーは本取引について「2026年に予定されているアウディのF1参戦に向けた重要なマイルストーン」であるとして「ザウバー・グループはドイツブランドの戦略的パートナーになる予定」だと付け加えた。

ザウバーが現在、アルファロメオと締結しているタイトルスポンサー契約は2023年を以て終了する。アウディによる株式の取得が2024年及び25年のエントリー名にどう影響するのかは不明だ。

2026年に向けてアウディはドイツ本国でパワーユニットを設計・開発・製造し、ザウバーは550人以上を雇用するスイス・ヒンウィルのファクトリーで車体側の設計・開発・製造を担当する。