アストンマーティン・レッドブル・レーシング

Aston Martinがレッドブルのタイトルスポンサーに就任。ホンダに次ぐF1エンジン供給の可能性を示唆

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F1マレーシアGPを目前に控えた9月25日(月)、F1に参戦するレッドブル・レーシングは、2018年シーズンにアストン・マーティンをタイトルスポンサーに迎え入れる事を発表、将来的にはホンダに次ぐ第5のエンジンサプライヤーとしてF1に関与する可能性を示唆した。チーム名は「アストンマーティン・レッドブル・レーシング(Aston Martin Red Bull Racing)」と改称される。

今回の技術提携によって、アドバンスト・パフォーマンスセンターと呼ばれる新しい施設がレッドブルの本拠地であるミルトンキーンズに設立される。これにより、F1のみならず市販車をも含めたこれまで以上に緊密した関係が構築される。昨年両社は、ハイパーカー「ヴァルキリー」を共同開発、F1マシンの著名設計者であるエイドリアン・ニューウェイがデザインを手掛けた。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アストンとの更なる関係深化を楽しみにしているとのコメントを発表した。

「アストン・マーティンとともにスタートさせたプロジェクトは、当初から革新的かつ先進的なものでした。2016年にはアストンマーティン・ヴァルキリーを開発・発表しましたが、この成功によって、我々はこのパートナーシップをさらに深めてきたのです。2018年に、アストンマーティン・レッドブル・レーシングとしてF1に参戦することを楽しみにしています」

アストン・マーティン社のCEOを務めるアンディ・パーマーは、条件を満たせば、スポンサーとしてだけではなくエンジン・サプライヤーとしてF1に関与する可能性を示唆した。

「タイトルスポンサーシップの締結はヴァルキリーの開発に次ぐさらなる関係深化の現れです。我々は、F1が生み出す世界的なブランド価値に満足しています。彼らは様々な形で改革を進めていますよね。F1のパワーユニットに関する議論をとても興味深く観察しています。FIAが適切な状況を作り出すようであれば、エンジン・サプライヤーとして関わることに興味を持っています」

現在F1にエンジンを供給しているのは、メルセデス、フェラーリ、ルノー、そしてホンダの4メーカー。ホンダは2015年にF1に復帰した、最も新参のエンジンメーカーとなっている。現行のレギュレーションは2020年まで有効となっており、21年以降は新しいエンジン仕様が採用される見込みとなっている。