F1プレシーズンテスト《初日午前》速報結果…フェルスタッペンがサインツを抑えて最速
2023年F1プレシーズンテスト初日午前のセッションが2月23日(木)の現地10時から14時15分に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が71周を重ねて1分32秒959のトップタイムを記録した。
セッション終盤にバーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入されたが、これはシステムや手順の確認のために行われたもので、技術規定刷新2年目の出だしはアストンマーチンのマシントラブルを除き、特に大きなアクシデントはなかった。
開始早々、怪我のランス・ストロールに代わって「AMR23」に乗り込んだフェリペ・ドルゴビッチが僅か数周でコース上に停止。ダークホースとの見方もあるアストンマーチンはECU関連のセンサートラブルにより貴重な走行時間を失うという最悪のスタートを切った。中断は20分以上に及んだ。
幸いにも30分ほどでコースに復帰したため、ダメージは最小限となったが、それでも全車最多となる74周を計上し、3番手につけたアレックス・アルボン(ウィリアムズ)と比べると大きく見劣りする。午後はフェルナンド・アロンソが作業を引き継ぐ。
フェラーリのカルロス・サインツは72周を重ねて0.294秒遅れと、フェルスタッペンと遜色ないラップタイムを刻んだ。メルセデスはレッドブルやフェラーリのようにタイムシートの上位にはつけていないが、ジョージ・ラッセルは69周を走り込み5番手につけた。
角田裕毅(アルファタウリ)は周回数、タイムともに、昨年までのチームメイト、アルピーヌへと移籍したピエール・ガスリーと同じような数字を刻み、8番手でクルマを降りた。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | Gap | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | レッドブル | 71 | 1:32.959 | 0.000 | C3 |
2 | サインツ | フェラーリ | 72 | 1:33.253 | 0.294 | C3 |
3 | アルボン | ウィリアムズ | 74 | 1:33.671 | 0.712 | C5 |
4 | 周冠宇 | アルファロメオ | 67 | 1:33.723 | 0.764 | C3 |
5 | ラッセル | メルセデス | 69 | 1:34.174 | 1.215 | C3 |
6 | ヒュルケンベルグ | ハース | 51 | 1:34.424 | 1.465 | C3 |
7 | ドルゴビッチ | アストンマーチン | 40 | 1:34.564 | 1.605 | C3 |
8 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 46 | 1:34.671 | 1.712 | |
9 | ガスリー | アルピーヌ | 59 | 1:34.822 | 1.863 | C3 |
10 | ピアストリ | マクラーレン | 52 | 1:34.888 | 1.929 | C3 |
午後のセッションは15時15分~19時30分(日本時間21時15分~25時30分)にかけて行われる。DAZNとフジテレビNEXTが完全ライブ配信・生中継する。
レッドブルを除く9チームは午後に向けてドライバーを交代する。現役F1ワールドチャンピオンだけは単独でRB19をフルドライブする。