アルファタウリF1、2024年より車体にデジタル広告パネル搭載へ

スクーデリア・アルファタウリのF1マシンに搭載された英国デジタル・シームレス社製「ダイナミック・ブランディング・テクノロジー」を採用したデジタル広告パネルに表示された「YUKI」の文字Courtesy Of Scuderia AlphaTauri

マクラーレンに続きスクーデリア・アルファタウリは2024年シーズンより、デジタル広告ソリューション事業を営む英国のシームレス・デジタル社と提携し、F1マシンにデジタル広告パネルを搭載する計画だ。

従来、決勝レースを含めたセッション中に車体のスポンサー表示を切り替える事はできなかったが、シームレス・デジタルの「ダイナミック・ブランディング・テクノロジー」は一切の制約なくこれをリアルタイムで実現する。

無論、これによりマシンの競争力が上がる事はないが、チームの財政事情は改善が期待される。

マクラーレンは昨年末のアメリカGPでのテストを経て、今季よりMCL60にシームレス・デジタル社の技術を採用し、コックピット脇に2枚のデジタルパネルを装着。動的に表示を変更することで、より多くのブランドをプロモートする事が可能となった。

アルファタウリは2024年の採用に向けてテストを実施。F1シンガポールGPの開幕を前に、成功裏に終わった事を明らかにした。

アルファタウリのマーケティング&コミュニケーション・ディレクターを務めるファビアン・ブラベッツは「パフォーマンスが損なわれないようにするために、2023年シーズンを通して秘密裏に取り組んできたテストが無事終了した事を嬉しく思う。このテクノロジーは超軽量である事に加えて空力的な影響が皆無だ」と語った。

「今後は、デジタル・メッセージのインパクトを最大化するために、このテクノロジーをどのように活用するのがベストなのか検討していく」

Courtesy Of Scuderia AlphaTauri

スクーデリア・アルファタウリのF1マシンに搭載された英国デジタル・シームレス社製「ダイナミック・ブランディング・テクノロジー」を採用したデジタル広告パネルに表示された「22」

F1シンガポールGP特集

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