アルファタウリF1、角田裕毅を伴い映画「Whatever it Takes」をワールドプレミア…知られざる歴史と舞台裏描く
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2006年にF1参戦を開始した伊ファエンツァを本拠地とするスクーデリア・アルファタウリの歴史を描いたドキュメンタリー映画「Whatever it Takes」が9月6日(水)、ベネチアでワールドプレミアされた。
デジタル・ライトハウスとの共同制作によるこの90分間の長編映画は、レッドブルの若手ドライバー育成のために設立されたスクーデリア・トロロッソ時代を含むこれまでの18年を振り返ると共に、イタリアのファクトリーやイギリスの風洞といった舞台裏、角田裕毅やピエール・ガスリーらを含むキーパーソンのインタビューを交えながら、F1で必要とされる洞察を示すものだ。
ワールドプレミアには角田裕毅やチーム代表のフランツ・トスト、CEOのピーター・バイエル、テクニカル・ディレクターのジョディ・エギントンらが参加。サン・マルコ広場近くの5つ星ホテル、パラツィーナ・グラッシで行われた。脇を流れるカナル・グランデには2022年型マシン「AT03」を乗せたバージ船が係留された。
映画について角田裕毅は「たった2台のマシンにどれだけの人、時間、労力が費やされているのかなど、これまで知らなかったチームの舞台裏を見ることができました」と語った。
「スクーデリア・アルファタウリの2人のドライバーのうちの1人であること、そしてこのようなハイテクマシンに乗れることを本当に光栄に思っています」
「特に2021年は僕がF1に参戦した最初のシーズンでしたし、このチームでドライブしてきたドライバーの回想シーンを見る事ができて良かったです」
「スクーデリア・アルファタウリはたくさんの優秀なドライバーを育ててきたと言えますし、その功績の多さは信じられないほどです。残りのシーズンを力強く戦う上で、モチベーションが更に高まりました」
トスト代表は 「舞台裏のディテールがたくさん見られる本当に興味深い映画だ。これこそF1ファンが見たいものだと思う。成功した週末を過ごすには、レースだけでなく技術面、マーケティング面、プレス面といった大変な準備を重ねて、あらゆる面を上手く調整する必要があるんだ」と述べ、バイエルCEOは「F1ファンなら必見だ!」と付け加えた。
「Whatever it Takes」は英語とイタリア語の2ヵ国語で、まもなくSky Italyで配信が開始される。