アルファタウリとアルピーヌ、フェラーリがF1若手枠での起用ドライバーを明らかに
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F1競技規定の改訂を受け、ウィリアムズとメルセデスはニック・デ・フリースを各々、スペインGPとフランスGPで、レッドブルはユーリ・ビップスをスペインGPでぞれぞれ起用しているが、シーズン前半最終戦を迎えてなお、殆どのチームはまだこの義務を消化していない。
今シーズンはF1スポーティング・レギュレーションが改訂され、チームは年に最低2回、F1レース出走経験が2戦以下の若手ドライバーをフリー走行で起用しなければならなくなった。
規定違反を逃れるためのチャンスはあと9戦しか残っていないが、第17戦シンガポールGPと第18戦日本GPには3年ぶりの開催という特殊な事情がある。
2020年以降にデビューした若手にとっては決して譲る事ができないコースであり、また、ベテランにとってもマイレージを稼いでおきたいところであるため、実質的に残されているのは7戦という事になる。
まだ殆どのチームが若手枠での起用ドライバーを明らかにしていないが、角田裕毅とピエール・ガスリー擁するアルファタウリのフランツ・トスト代表はハンガロリンクで「今のところ我々は、スパのFP1でリアム・ローソンを走らせる予定だ」と明かした。
人種差別用語を口にした事でレッドブルを含めた両チームのリザーブドライバーを解任されたユーリ・ビップスの後任を務めるローソンは現在、カーリンから出走するFIA-F2選手権でランキング5位につけている。
F2はベルギーGPでもF1のサポートレースを務める予定となっているため、ローソンは慌ただしい週末を余儀なくされる事になる。
また、アルピーヌのスポーティングディレクターを務めるアラン・パーメインは、ウィリアムズでの来季デビューに加えて、セバスチャン・ベッテルの後釜としても取り沙汰されているオスカー・ピアストリをスパかモンツァで走らせる予定だと明かした。
フェラーリのスポーティング・ディレクターを務めるローラン・メキーズは、2回ともロバート・シュワルツマンを起用する予定だと明かす一方、どの週末でF1-75に乗せるのかについてはまだ決まっていないと説明した。