フェルナンド・アロンソ、来季のマクラーレンは優勝可能と言い放ち、F1残留の意向を表明

フェルナンド・アロンソcopyright formula1.com

9月14日(木)、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは「来年もF1に留まれば優勝できると思う」と語り、来季もマクラーレンに乗りF1に残留する意向を明らかにした。今季限りでチームとの契約が終了するアロンソは、2018年に優勝できる可能性が見いだせない場合にはF1引退もあり得ると公言していた。

第14戦F1シンガポールGPのプレス・カンファレンスに参加したアロンソは、来年のプランについて質問されモナコGP出走を明言、2018年も引き続きF1に残る意思を表明した。世界三大レースの三冠制覇が夢と語るアロンソは、今年モナコGPを欠場しインディ500に出走、米インディカー・シリーズへの移籍話もささやかれていた。

「計画は進行中だし、すごく良いニュースが発表できそうだよ。もし来シーズンもF1にいれば、優勝できると考えてる。だから、来年ぼくは(インディではなく)モナコにいるつもりだよ。だって1ポイントも失いたくないからね」

「前から言ってるけど、F1に残って勝利することが唯一の第一優先なんだ。他のシリーズへの参戦どうのこうのを決める前に、状況の進捗を待ってF1残留を決めるつもりだ。チームには時間を与えてるんだ。僕らは三年間共に苦しんできたからね」

三大レースの一角を成すモナコGPとインディ500は、例年開催日程がバッティングするため両方のレースに出場することは難しい。来年もまた両者の日程は衝突する。2017年の第101回インディ500は佐藤琢磨が優勝、夢の実現には一步届かなかったため、アロンソの来季再挑戦を予測する声もあったが、アロンソはこれを否定した。

「トリプルクラウンは二の次だよ。(世界三大レースには)インディ500だけじゃなくてレースが3つあるしね。今はマクラーレンの決断を待ってるんだ。その後いろいろなプランについて交渉してみるつもりさ。完成されたトップレベルのドライバーであれば、いつ如何なるシリーズであっても勝てると僕は信じてる。だからこそトリプルクラウンが目標なんだけどね」

「僕のファンやモータースポーツ愛好家にとっては、来年は素晴らしい一年になると思うよ」

大方の予想とは裏腹に、アロンソは来季のマクラーレンが優勝に足るマシンを用意するものと考えている。正式発表はまだないものの、マクラーレンとホンダは今季限りで決別するものとみられており、マクラーレンは3番目に競争力があると考えられているルノーエンジンを搭載する見通しとなっている。

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