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F1に参戦するスクーデリア・フェラーリ(イタリア)は、セバスチャン・ベッテルとの契約延長を発表した。契約期間は3年であり、ベッテルは2020年のシーズン末までフェラーリに残留することになる。ベルギーGP予選目前に発表された。
チームは先日ベッテルのチームメイトであるキミ・ライコネンの契約延長を発表したばかり、ライコネンの契約期間は1年であることが明らかにされている。報道によれば、フェラーリ側は3年の長期契約を望んでいたものの、ベッテルは単年契約を希望していたとされており、両者の思惑が食い違う形になっていたとされる。
延長合意の背景には、中長期的に渡ってフェラーリが優勝候補足りうる速さを維持し続けるとのベッテル側の判断があったものと考えられる。キミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルのF1ワールドチャンピオンコンビは、来季も引き続き継続される。
ベッテルのフェラーリ残留に伴って、2018年のトップチームのドライバーラインナップは、大方確定することになる。メルセデスのルイス・ハミルトンは来季末までの契約があり、バルテリ・ボッタスとベッテルとを天秤にかけていたとされるメルセデスは、ボッタス継続を発表する公算が強まった。フェラーリ、メルセデス、レッドブルのトップ3チームのラインナップに変更はない見通し。