シーズン最後の記念撮影に臨むレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年12月9日F1アブダビGPにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ペレス、自己犠牲の4番手「マックスがポールを獲れて良かった!」再現不能の完璧な援護

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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは12月11日のF1アブダビGP公式予選で、自らのラップを犠牲にしてチームメイトのマックス・フェルスタッペンを牽引。ポールポジション獲得に貢献した。

セカンドドライバーとしての役割を完璧にやり切った。フェルスタッペン並びにチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはトウによる影響をコンマ1・2秒程度としているが、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)とフェルスタッペンとの差は0.371秒だった。

仮にメルセデスが同じ様にスリップストリームを使ってバルテリ・ボッタスがルイス・ハミルトンを引っ張り、逆にペレスがフェルスタッペンに協力しない状況があったならば、予選結果は違ったものになっていた可能性がある。

マックスがポールを獲れて良かった!

セルジオ・ペレス予選: 4位, FP3: 4位

特にQ3での動きを含めて、今日のチームワークは素晴らしかったと思うし、チームとしてこういう結果が残せて嬉しい。マックスがポールを獲れて良かった。

トウについては事前に話し合っていたんだ。接近しすぎるとダウンフォースを失ってタイムをロスしてしまうからタイミングを計るのが凄く難しかったけど、完璧にやり遂げる事ができた。

もう一度やったとしても上手くいかないと思うよ! 今週末はチーム全員が限界まで追い込んで仕事に取り組んでいるから、なんとか上手くやれて本当に良かった。

4番グリッドは僕にとって理想的なポジションじゃないけど、今日肝心だったのはそこじゃない。最終コーナーでタイムを失い3番手を逃したけど大惨事ってほどじゃないし、まだ明日のレースでやれる事は幾らでもある。

目標はトップ争いに絡む事だ。スタートでランド(3番グリッドのノリス)を追い抜ければ序盤からマックスをサポートする事ができる。ソフトタイヤからのスタートだけど、それでもやれる事はたくさんある。

長い戦いになるからスタートタイヤだけで大勢が決まる事はないはずだ。明日は最高のレースになると思う。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はランド・ノリス(マクラーレン)という結果となった。

2021年シーズンのF1フィナーレを飾る最終第22戦アブダビグランプリの決勝レースは、日本時間12月12日(日)22時にスタート。1周5,281mのヤス・マリーナ・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。

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