エリック・ブーリエcopyright Honda

マクラーレン「ホンダに感謝、彼らは常に努力を重ね改善のために全力を尽くしてくれた」F1アブダビGP《決勝》

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マクラーレン・ホンダ最後のレースとなったF1アブダビGPを終えて、チーム代表を務めるエリック・ブーリエは3年間に渡って苦楽を共にしたホンダに感謝の気持ちを伝えた。立場上、上役の言いなりになる場面も数多くみられるブーリエだが、レース後には必ずと言ってよいほど現場のスタッフとドライバーの努力を讃える仲間想いな一面を持つ。

プロジェクト立ち上げを主導したロン・デニスCEO、伊東孝紳社長は共に各々の立場を追われ、ホンダの現場責任者は新井康久から長谷川祐介へと変わった。プロジェクト創設当初から続くマネジメントはブーリエのみ、他の誰より想うところがあっても不思議ではない。

チャンピオン争いを期待され誕生したマクラーレン・ホンダであったが、3シーズン60戦を終えて上がった表彰台はゼロ、選手権制覇はおろか優勝すら叶わなかった。”浮き沈み”ならぬ”沈み沈み”の3年間を振り返って、ブーリエがコメントを発表した。

マクラーレン:ブラジルGP決勝を終えて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

今日は全てのチームにとってシーズン最後のレースであったため激しい戦いとなりました。我々のドライバーは、追い抜きが難しい事で知られるサーキットで素晴らしい仕事をしてくれました。フェルナンドはいつものようなスタイルで、ポイント獲得のために終始全力を尽くし最終ラップに至るまで決して攻めることを諦めませんでした。彼のエンジニアとメカニックは、フェリペ・マッサとのギャップを埋めるためピットストップで優れた仕事をしてくれました。

ストフェルにとっては極めて厳しいレースとなりました。スタート時からハンドリングに重大な問題を抱えていたにも関わらず12位を守りきる素晴らしい仕事をしました。原因は正確に分かってはいませんが、ダウンフォースを大量に失っていた事がデータ上で分かっています。彼は5台のライバルたちを終始後ろに抑え続けただけでなく、マシンを無事に持ち帰ってくれました。予定よりも早いピットストップによってマシンバランスを調整し、状況を立て直そうとしましたが、結果的に改善することはありませんでした。

まずはマクラーレン・ホンダの全てのメンバーに心からの感謝を伝えたいと思います。彼らの倫理感、献身的姿勢、情熱は、他のピット・レーンのどこにもないと確信しています。如何に困難な時であっても、彼らは決して戦う事を諦めない揺るぎない精神を保ち続けました。私はそんな彼らを誇りに思っています。

我々を信頼し続け、揺るぎないサポートを提供してくれた素晴らしいファンにも心から感謝しています。また、シーズンを通して信念と情熱を以て我々を支えてくださったパートナーにも感謝しています。近い将来、共にエキサイティングな新しい時代を築けることを楽しみにしています。

最後になりますが、マクラーレン全員を代表してホンダの皆さんに感謝したいと思います。彼らは常に努力を重ね勉強し、改善のために尽力してくれました。これ以上ない程に厳しいシーズンだったことは誰にも否定できませんが、ここアブダビにおいて我々のパートナーシップはこれまで以上に強い信頼関係と多くのリスペクトを以て終わりを迎えます。過去3年で共に浮き沈みを経験してきましたが後悔はありませんし、マクラーレン・ホンダのチーム全員が各々の次のチャプターでの成功を祈っています。


今季最後のレースは、ポールポジションスタートのバルテリ・ボッタスがそのまま逃げ切りポール・トゥ・ウイン。2位にはルイス・ハミルトンが続き3位以下を大きく引き離してフィニッシュ、チャンピオンチームの独壇場となった。決勝の詳細は、2017年F1アブダビGP決勝順位結果を参照されたい。

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