フェルナンド・アロンソ「マクラーレン・ホンダを誇りに思う、ホンダの健闘を祈ってる」F1アブダビGP《決勝》
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F1アブダビGPで9位入賞を果たしたフェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダの一員である事を今もなお誇りに思っていると語り、別の道を歩むホンダにエールを送った。2015年に誕生したパートナーシップは今季限りで解消され、マクラーレンはルノーと、ホンダはトロ・ロッソと来シーズンを戦う。
オープニングラップでフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)と接近戦を演じたアロンソは、中盤までその背中を追い続けた。チームはアンダーカットによってマッサを交わすべく先にピット・イン、これに反応したウィリアムズも翌周にタイヤ交換に動いた。コースインしたマッサはアロンソの前に出たもののタイヤはまだ温まりきっておらず、DRSを使ったアロンソはブレーキングでこれを交わした。
互いに別の道を歩む。新しいチャプターの始まり
フェルナンド・アロンソ決勝: 9位, グリッド: 11位
今日は僕らマクラーレン・ホンダにとって重要なレースだった。このプロジェクトの最後のレースだから、良い形で締め括りたいと思ってたんだ。僕らの立場から言えば、エキサイティングなものではなかったけど、前後にいたマッサとカルロスと面白いバトルができた。フェリペをアンダーカットすべく動きそれはすごく上手くいったんだけど、その後はペースに苦労してしまって、残りの殆どの時間は孤独なレースだった。でも、堅実なレースができたし、スタートも良かったし、戦略も素晴らしかったし、その上で2ポイントを獲得できたから満足してる。
マクラーレン・ホンダとしては厳しいシーズンだったしタフな3年だったけど、僕はこのプロジェクトを未だに心から誇りに思ってる。結果は出せなかったし期待に応えられなかったけど、誰もが戦い懸命に働いた。僕らは互いに別の道を歩むことになるけど、ホンダの健闘とマクラーレン・ルノーの成功を祈ってる。どちらにとってもこれから新しい章がスタートする。
今季最後のレースは、ポールポジションスタートのバルテリ・ボッタスがそのまま逃げ切りポール・トゥ・ウイン。2位にはルイス・ハミルトンが続き3位以下を大きく引き離してフィニッシュ、チャンピオンチームの独壇場となった。決勝の詳細は、2017年F1アブダビGP決勝順位結果を参照されたい。