2023年F1グリッド確定、ローガン・サージェントがウィリアムズとサイン…16年ぶりフル参戦米国ドライバー

ローガン・サージェントに送られた2023年ウィリアムズF1シートの契約書、2022年11月21日Courtesy Of WilliamsRacing@Twitter

ローガン・サージェントのウィリアムズからの2023年F1デビューが11月21日(月)、正式発表された。アブダビで行われたFIA-F2選手権の最終ラウンドを経て、スーパーライセンスの取得要件を満たした。2023年の全グリッドが確定した。

フロリダ州出身の21歳は2015年のアレクサンダー・ロッシ以来、8年ぶりのアメリカ人F1ドライバーとして来季アレックス・アルボンのチームメイトを務める。フル参戦としては2006-07年にトロ・ロッソで走ったスコット・スピード以来、16年ぶり。

Courtesy Of Williams

ウィリアムズのガレージ内でエンジニアと話をするローガン・サージェント、2022年11月18日F1アブダビGP

2023年F1参戦ドライバー
レッドブル マックス・フェルスタッペン セルジオ・ペレス
フェラーリ シャルル・ルクレール カルロス・サインツ
メルセデス ジョージ・ラッセル ルイス・ハミルトン
アルピーヌ エステバン・オコン ピエール・ガスリー
マクラーレン ランド・ノリス オスカー・ピアストリ
アルファロメオ バルテリ・ボッタス 周冠宇
アストンマーチン フェルナンド・アロンソ ランス・ストロール
ハース ケビン・マグヌッセン ニコ・ヒュルケンベルグ
アルファタウリ 角田裕毅 ニック・デ・フリース
ウィリアムズ アレックス・アルボン ローガン・サージェント

サージャントはFIA-F3選手権での3年目を経て昨年10月、ウィリアムズのアカデミーに加わった。今年はF2に昇格。ランキング4位を獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

サージャントはF1でレースする機会を得たことを「大きな名誉であり、夢のようだ」と語り、ウィリアムズのスポーツディレクターであるスヴェン・スミーツは、チームのジュニアドライバーの一人を登用できたことは「誇らしい」と述べた。

また「アカデミー出身のドライバーがF1のシートを手にする事は、他のアカデミードライバーのモチベーションとなり、プログラムの正当性とそれが提供するプラットフォームを証明することになる」とスミーツは付け加えた。

これで来季参戦の全20名のドライバーが確定した。ドライバーラインナップに変更がないのはフェラーリ、メルセデス、レッドブル、アルファロメオの4チームのみだ。

オスカー・ピアストリはアルピーヌを蹴ってランド・ノリスと共にマクラーレンをドライブする。シートを喪失したダニエル・リカルドはレッドブルと契約を結ぶ見通しだ。

フェルナンド・アロンソは引退のセバスチャン・ベッテルに代わってアストンマーチンでランス・ストロールとタッグを組む。これに伴い空いたアルピーヌのシートにピエール・ガスリーが収まった。

ガスリーが抜けた穴はニック・デ・フリースが埋める。アルファタウリは角田裕毅とデ・フリースのラインナップで新たなシーズンに臨む。

これらの連鎖的な動きに続き、シーズン終盤にニコ・ヒュルケンベルグのハース起用とサージェントのデビューが発表された。

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