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2022年マン島TT、2人目の悲劇…セザール・シャネルが事故死
サイドカーレーサーのセザール・シャネル(39歳)が6月4日(土)に事故で亡くなった。2022年マン島TTレースは1週間の内に2人の死者を出す悲劇に見舞われた。
土曜日の午後、6周に渡るスーパーバイクの第1レースが行われ、FHOレーシングのピーター・ヒックマンが自身6度目のTT勝利を手にした。
これに続いて行われる予定だった3周のサイドカーレースは、スタートから1.6km弱の地点、アゴス・リープでの大クラッシュにより早々に赤旗が振られた。
当初主催者は、シャネルのパッセンジャーとしてTT初参戦を果たしたオリヴィエ・ラボレルが死亡したと発表したが、身元確認に誤りがあったとの事で、事故現場で死亡したのはシャネルだったと訂正した。
ラボレルはノーブル病院に運ばれた後、ヘリコプターでエイントリー病院に緊急搬送された。依然として重体で、懸命の治療が続けられている。
フランス・シャンジー出身のラボレルとシャネルはフランスF1およびF2ナショナルサイドカー選手権で数々の勝利と表彰台を獲得してきた経験豊富なペアで、マン島TTレースへの参戦は今年が初めてだった。
2022年のマン島TTレースは5月29日(日)に開幕。6月1日(水)には予選第4セッションでマーク・パースロー(29歳)が事故死する悲劇に見舞われた。
高速で公道を駆け巡る100年以上の歴史を持つマン島TTレースではこれまで、マンクスグランプリ、クラシックTTレースを含めて260名以上が命を落としている。