走行中の消火器作動でお尻真っ白のベッテル「お尻じゃなくマシンの冷却が必要」F1メキシコGP《初日》
ラスト3戦となった第18戦F1メキシコGP、セバスチャン・ベッテルは金曜フリー走行中にコックピット内の消火器が作動する珍事に見舞われた。消火液は真紅のレーシングスーツを白く濡らし、ベッテルのお尻を”冷却”した。ガレージに戻り修復、幸いにも10分ほどでコースに戻った。ベッテルは初日を4番手で締め括っている。
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ベッテルは、冷やすべき対象は自分のお尻ではなくマシンやブレーキであり、冷却に成功したチームが強さを発揮するだろうとの見解を示した。エルマノス・ロドリゲスは2,300mの高地に位置しているため空気が薄い。そのため、走行中にマシン内部やエンジン周辺に流入する空気量が少なくオーバーヒートに注意が必要なコースだ。
チャンピオンシップ争いを考慮すると2位以上の成績が絶対条件のベッテル、初日メルセデスとレッドブルに遅れを取ったフェラーリは2日目にどこまで追い上げをみせるだろうか。
お尻が凄く冷たかった…
セバスチャン・ベッテルFP1: 5位, FP2: 4位
100%とは言えない一日になってしまった。走行中に消火器が作動しちゃってね。最初は何かが燃えているような感じがしたんだけど、その後はすごく冷たくなってピットに戻らなきゃいけなったんだ。ロスした時間は取り戻せなかった。
ここは1周が短いサーキットだからトラフィックが多いのが辛いね。それに、ここでは車やブレーキを冷却するのが難しいから、誰かの後ろにつくとかなり酷いことになっちゃうんだ。トラフィックの前に出て自分のペースで走るのが大事なんだ。
マシンの温度を低く保つのに成功したチームが一番強いだろうね。僕らのマシンは速いから、後は正しいバランスを見つけることが重要になると思うよ。
2017年第18戦F1メキシコGP三回目のフリー走行は、日本時間10月29日(日)午前0時から、予選は同日3時からエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる。