フェリペ・マッサ、ニヤつきながら”すきやばし次郎”での裏話を披露「実はリカルドはさぁ…」
2017年10月8日(日)に決勝を迎えるF1日本GPを前に、昨年の屈辱を晴らすべくダニエル・リカルドと共に銀座の高級寿司店「すきやばし次郎」に行ったフェリペ・マッサ。昨年の日本グランプリ前に立ち寄ろうとしたものの、予約なしでは入店できず、今年ついに一年越しの念願を叶えた。
満を持して憧れのジロー寿司にありついたリカルドであったが、最近生魚を食べ始めたばかりのリカルドにとっては、初めて目の当たりにする未知なるネタが多くあったようで、想像とは裏腹に大満足のディナーとはならなかったようだ。
「東京でフェリペとすごい経験をして来たんだ。えーと、SUKIYABASHI-JIRO…そう、”すきやばし次郎”に行ったんだよ」と、慣れない日本語の店名を頑張って思い出すリカルド。マッサとリカルドは木曜の公式記者会見で同席、隣の席に座って終始イチャイチャしながら東京での裏話を語った。
©WilliamsRacing リカルドの首根っこをつかむマッサ
「何年か前に”Jiro Dreams of Sushi”って言うドキュメンタリー番組で知ったお店なんだ。去年前日に予約して行ってみようと思ったんだけど、前もって一年くらい前に予約しなきゃいけなかったみたいで結局行けずじまい。で、今年やっと行けたんだ。良い経験だったよ…!うん、まぁとにかくね…(苦笑)」口ごもるリカルドに対して、笑いを堪らえきれないマッサがすかさず口を挟む。
「あんまり乗り気じゃないネタが出てきた時のダニエルの顔っていったら…(笑)あんな表情が拝めるなんて!グフフッ…」訝しげな顔でドキドキしながら得体の知れない新世界の食べ物を食すリカルド、そんな友人を横目に極上寿司を味わったマッサが突っ込んだ。
「生魚を食べ始めてからまだあんまり経ってないんだ。いくつか美味しいのもあったんだけど、初めて食べる魚もあったんだよ。美味しくなかったって言いたいわけじゃないよ!」と、終いには言い訳じみてくるリカルド。
「サーモンはなかったもんね?」とニヤつきながらマッサ。欧米の寿司ネタでメジャーなのはサーモンやツナ(まぐろ)なのだが、回転寿司ならともかく、すきやばし次郎レベルの高級寿司店でサーモンなど出るわけもない。
「(今まで食べたことのある寿司とは)ネタも違ってたんだよー。でも、とにかく良い経験だったよほんとに。次から次へとどんどんネタが出てきてね、入店から退店までたった30分だったよ。でも、良かったよ…うん」
©massafelipe19 店主と写真撮影する二人
すきやばし次郎のメニューはお任せで3万円18貫というコースのみ、店主は愛想もなく無言で次から次へと寿司を握る為、20分程で食べ終わってしまうのだそうだ。我々日本人でも評価するのが難しい、そもそも食べる機会がないレベルの高級寿司を、寿司ビギナーのリカルドが食すには少し早かったのかも?
リカルドとは対照的に、レースキャリアも人生キャリアも先輩のベテランマッサは、思う存分本場日本の”SUSHI”を堪能したようだ。